3月7日(土)~8日(日)にかけて行われた学び舎お泊り読書会の様子をお伝えします。

今回は、福岡市の小中高学校の臨時休校期間中ということもあり、そのような状況の中、子ども達の居場所を運営する団体の実情を知りたいということで、日本経済新聞社の取材を頂きました。
私たち自身の中にも、運営をどうするのか、自問自答していました。
新型感染症に対する専門的な知見があるわけではないので、努めて冷静に上がってくる情報を精査しながら、出来るイベントや少人数、そして衛生管理と換気に気を付けて実施してまいります。
確かに事前に予約いただいた方々から多くのキャンセルを頂きました。
その中で、家に閉じこもってばかりの子どもを心配する声も上がっています。今はそのどちらの声にも耳を傾けながら、出来ることと取りやめることの是非を判断したいと思います。

そんな中、開催された3月のお泊り読書会。
少人数とはいえ衛生面を徹底し、まずはみんなで夕飯の鍋をいただきました。
野菜たっぷりの鍋は子ども達に不評かなと思っていたのですが、意外とみんなもりもり食べて、豚肉の取り合いになるくらい大盛り上がり。
みんなで楽しく食べることができたので、鍋の醍醐味を感じることができました。

そして、読書時間へ。
夕食の時点でみんな仲良くなっている様子でしたが、改めて自己紹介と持参した本を紹介してから読書を始めました。

いつもよりスペースを広々と使えるので、みんな揉めることなくのびのびと読書を楽しんでいました。

そして10時の消灯後は、ランタンの灯りで読書を続けました。
低学年の子達には、バヤ先生が読み聞かせをしてくれていました。


翌朝は7時半から朝食。
バヤ先生が早朝から仕込んでくれていた卵焼きとみそ汁で力を注入しました。
それと同時に日経新聞さんも朝から取材を始めてくれました。

そして、朝食後には読書感想画制作に取り掛かりました。
記者さんとカメラマンさんがいて、少し緊張気味でしたが、逆にそれが良かったのか、みんな集中して絵を描き進めていました。





子ども達は記者さんのインタビューには照れながらも、休校中の過ごし方やお泊り読書会の面白みを話してくれていました。
感想画の方は、お母さん、お父さんのお迎え時間ギリギリまで頑張ってくれたので、とても疲れたと思います。
みんな朝早くから本当にお疲れ様でした。

翌日の日経新聞には、少しですがお泊り読書会についての記事を載せてくれていました。
記者さん、カメラマンさん、丁寧に取材を行っていただきありがとうございました。
コロナウイルス感染予防で、まだまだ気が重い日々が続きそうですが、子ども達のいつもの居場所としてありたいと思っていますので、休校期間中も気楽にお立ち寄りください。
ご連絡お待ちしております。

学び舎子ども読書の会~食べ物~
読書会3月21日(土)に行われた学び舎子ども読書の会の様子をお伝えします。
前回に引き続き、テーマは「食べ物」。
今回は、博多図書館の司書さんが見学にいらしてくれました。
そして、見学だけでなく、子ども達にお勧めの本を紹介し、読み聞かせも行ってくれました。
子ども達の引き込み方、本の魅力の伝え方、とても勉強になりました。
司書さんが紹介してくれた中の一冊「チョコレート・アンダーグラウンド」という本は、六年生男子が食いつき読み出していました。
チョコレートをはじめとする甘いものを禁止された国家で、子ども達がレジスタンスを起こすというストーリーのようです。
3年経ってもおいしいパンの缶詰を作った、実在するパン屋さんのお話「世界を救うパンの缶詰」という本も紹介してくれましたが、それは恒太先生が読み込んでいました。
そして、昼食後は読書感想画制作へ。
午前中に読んだ「スプーンおばさんの愉快な旅」や、落語の噺の一つ「目黒のさんま」をイメージして絵に取り掛かっていました。
一年生の女の子は、読んだ本とは関係ありませんでしたが、恐竜図鑑を見ながら、黙々と描き込んでいっていました。
4年生の男の子が描いているのはニワトリのようで、憎たらしい良い表情をしているなと思いました。
残念ながら完成した写真を撮り損ねてしまいましたが、みんな約3時間掛けて丁寧に絵を仕上げていました。
ずっと集中していたので、とても疲れたと思います。
みんな本当にお疲れ様でした。
そして、博多図書館の司書さん、参加していただきありがとうございました。
今年度の学び舎子ども読書の会は、これにて終了となります。
子ども達の本に出合う機会を増やし、本を読むことで自発的な知識を習得してもらおうという思いから始まったこのイベントですが、他のイベントに比べて参加者は多くありませんでした。
ですが、参加してくれた子ども達の「読む本の幅が広がった」や「家でも本を読むようになった」という声がちらほら聞けたので、とても良かったと思っています。
ただただ読書をするという時間ですが、いつか山王学舎でのこの時間を思い出しながら読書をしてくれていたら嬉しく思います。
ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。
学び舎たき火の会 in 奈多海岸
学び舎たき火の会3月15日(日)に行われた学び舎たき火の会の様子をお伝えします。
新型感染症による臨時休校期間が続く中、だいぶ新型感染症について気を付ける衛生管理、そして状況が整理されてきたと思います。
山王学舎では、「少人数」「屋外」を考え、「学び舎たき火の会」の第6回を開催。
図らずも新型感染症の為にキャンセルが多く出たイベントですが、体調をチェックし、福岡市東区奈多海岸で行いました。
この日はとても風が強い日でした。
砂嵐のような強風の中、みんなでたき火道具を海岸まで運び、まずはゴミ拾い。
外海に面している奈多海岸では多くの漂着ゴミが打ち上げられていました。
そして、ゴミと一緒に自然由来の燃える資材も集め、いよいよたき火開始。
毎回このイベントに参加してくれている子達は、慣れた手つきで火を起こしていました。
たき火講師の岡本先生は、たくさんの石を積み上げて、調理のしやすいたき火台を作ってくれました。
そこでインスタントラーメンを作ったのですが、風が強すぎてラーメンには若干の砂も混入。
子ども達は「じゃりじゃりする!」と騒ぎながらも綺麗にたいらげてくれたので、そのたくましさが嬉しくなりました。
美味しいに越したことはないですが、砂利ラーメンも良い思い出になってくれることを願います。
そして、開始から2時間が過ぎた辺りで、まさかの大雨が降り出しました。
強風と雨ではさすがに厳しいなと思い、撤収を考えていたところ、まさに晴天の霹靂。すぐに雨はやんでくれ、綺麗な夕陽も顔を出してくれました。
再び火を起こし、たき火を再開。
みんなで雨の試練を乗り越えたからなのか、再開後は和やかなムードがより高まった気がしました。
テンションの上がった子ども達は、火のついた棒を持って海岸を走り回っていました。
今回、悪天候の中ご参加いただいたみなさん、本当にお疲れさまでした。
少人数だから垣間見えた素晴らしい景色に感謝です。
これにて今年度の学び舎たき火の会は終了となります。
このイベントを通して、火の大切さと危険性はもちろんのこと、火の暖かみを実感してくれていたら嬉しく思います。
来年度もこのイベントは計画中ですので、開催される際はまたよろしくお願いいたします。
学び舎たき火の会に携わってくれたみなさま、ありがとうございました。
学び舎子ども読書の会~食べ物~
読書会3月14日(土)に行われた学び舎子ども読書の会の様子をお伝えします。
今回のテーマは「食べ物」。
低学年の子達は、キャベツのきゃべたま探偵が様々な事件を解決する「キャベたまたんていシリーズ」や、農家とそこに研修にやってきたガーナ人の青年の交流のお話「チョコレートと青い空」等を持参。
それを読んでいた男子が、「ガーナはカカオの生産国だけど、チョコは高級品だからガーナ人はあまり食べないらしいよ」と教えてくれました。
高学年の子が持参したのは、宮沢賢治の「やまなし」。
読了後、読書家のこうた先生と「クラムボンって結局何なのだろう?」や、「手塚治が漫画でリメイクしているらしいよ」という話で盛り上がっていました。
そして、12時からは昼食。
いつも子ども食堂でお手伝いしてくれている青山さんが、その日は仕事が休みだからと、子ども達の為に昼食を作りに来てくれました。
青山さん作の皿うどん、ちくわの天ぷらは、普段お世辞を言わない子ども達が「修学旅行で食べた皿うどんよりおいしい」と声をあげるほど美味しかったです。
青山さん、いつも子ども達を気にかけてくれてありがとうございます。
昼食後は、読書感想画制作へ。
印象に残ったシーンを想像して描いてもらいました。
本の挿絵に頼らず想像で描くことは難しいと、はじめはみんな頭を抱えていました。
ですが、描き始めてみると迷いのないペン運びで、素敵な下書きを仕上げていました。
そして、色塗りも絵具、水彩色鉛筆、クレパスを使い分けて丁寧に仕上げてくれました。
「やまなし」の情景、本を読んで食べたくなったたこ焼きなど、それぞれがその子らしいなと思う絵を一生懸命描いていたので、横で見ているぼくは楽しい時間でした。
次回は3月21日(土)、引き続きテーマは「食べ物」です。
学び舎お泊り読書会
学び舎お泊り読書会3月7日(土)~8日(日)にかけて行われた学び舎お泊り読書会の様子をお伝えします。
今回は、福岡市の小中高学校の臨時休校期間中ということもあり、そのような状況の中、子ども達の居場所を運営する団体の実情を知りたいということで、日本経済新聞社の取材を頂きました。
私たち自身の中にも、運営をどうするのか、自問自答していました。
新型感染症に対する専門的な知見があるわけではないので、努めて冷静に上がってくる情報を精査しながら、出来るイベントや少人数、そして衛生管理と換気に気を付けて実施してまいります。
確かに事前に予約いただいた方々から多くのキャンセルを頂きました。
その中で、家に閉じこもってばかりの子どもを心配する声も上がっています。今はそのどちらの声にも耳を傾けながら、出来ることと取りやめることの是非を判断したいと思います。
そんな中、開催された3月のお泊り読書会。
少人数とはいえ衛生面を徹底し、まずはみんなで夕飯の鍋をいただきました。
野菜たっぷりの鍋は子ども達に不評かなと思っていたのですが、意外とみんなもりもり食べて、豚肉の取り合いになるくらい大盛り上がり。
みんなで楽しく食べることができたので、鍋の醍醐味を感じることができました。
そして、読書時間へ。
夕食の時点でみんな仲良くなっている様子でしたが、改めて自己紹介と持参した本を紹介してから読書を始めました。
いつもよりスペースを広々と使えるので、みんな揉めることなくのびのびと読書を楽しんでいました。
そして10時の消灯後は、ランタンの灯りで読書を続けました。
低学年の子達には、バヤ先生が読み聞かせをしてくれていました。
翌朝は7時半から朝食。
バヤ先生が早朝から仕込んでくれていた卵焼きとみそ汁で力を注入しました。
それと同時に日経新聞さんも朝から取材を始めてくれました。
そして、朝食後には読書感想画制作に取り掛かりました。
記者さんとカメラマンさんがいて、少し緊張気味でしたが、逆にそれが良かったのか、みんな集中して絵を描き進めていました。
子ども達は記者さんのインタビューには照れながらも、休校中の過ごし方やお泊り読書会の面白みを話してくれていました。
感想画の方は、お母さん、お父さんのお迎え時間ギリギリまで頑張ってくれたので、とても疲れたと思います。
みんな朝早くから本当にお疲れ様でした。
翌日の日経新聞には、少しですがお泊り読書会についての記事を載せてくれていました。
記者さん、カメラマンさん、丁寧に取材を行っていただきありがとうございました。
コロナウイルス感染予防で、まだまだ気が重い日々が続きそうですが、子ども達のいつもの居場所としてありたいと思っていますので、休校期間中も気楽にお立ち寄りください。
ご連絡お待ちしております。
新型感染症による休校期間中の放課後児童クラブの開催について
放課後児童クラブ平素より山王学舎をご利用の皆様へ
1月下旬から「新型感染症」が海外より発生し、今現在日本でも流行の兆しを見せています。
つい昨日、国より公立小中高の学校も臨時休校となり、共働き世帯を含め、保護者の皆様は大変だと拝察いたします。子ども達を常時自宅待機することはなかなか現実的ではなく、また学校という大勢の中に通わせることも難しい判断だと思います。
厚生労働省からは、臨時休校の期間は出来るだけ学童クラブについて、開所の要請があり、山王学舎は福岡市の民間学童クラブとして、3月2日(月)より学校休暇中の学童クラブと同じ扱で、お子様のお預かりを行います。
小規模学童クラブとして、衛生面に気を付け共働き家庭や多子家庭を支え、この困難な時期を皆様と一緒に乗り越えたいと考えています。
今後とも,厚生労働省や福岡市、関係機関と密に連携しながら,迅速で正確な情報提供に努めてまいります。
山王学舎代表理事
成田鐘哲
〇山王学舎は、福岡市の校区関係なく学童のお預かりを実施します
〇3月2日(月)~4月6日(月)の期間を学校休暇中の学童お預かりを実施します
〇小規模学童クラブとして定員19名ですが、この期間より小規模で実施します
〇期間中の日曜日と祝日はお休みとなります
〇8:30~21:00の時間帯を学童クラブのお預かりとします
〇早朝お預かりと延長お預かりは別途費用が掛かります
〇昼食・おやつ代は別途費用が掛かります
〇詳細は担当にお尋ねください。日程・諸費用の計算を致します
担当:成田・﨑山
連絡:092-515-8752
Mail:info@sanno-gakusha.or.jp
学び舎子ども料理教室~ワンタンスープ~
学び舎子ども料理教室2月23日(日)に行われた学び舎子ども料理教室の様子をお伝えします。
今回はワンタンスープを作ることになりました。
ワンタンの生地作りから始まり、スープまで。
バヤ先生の「大変だろうけど頑張りましょう!」という掛け声とともに料理教室スタート。
生地作りは、力のいる作業のようで、子ども達の握力ではなかなか大変だったようです。
薄く美味しい生地になるよう、みんな唸りながら頑張ってこねていました。
一方、2階の調理待ちチームは、ワンタンスープに添える中華料理を工作していました。
ワンタンスープ以外の物は工作。
少し無茶振りのようにも思っていましたが、みんな健気に一生懸命取り組んでくれていました。
そんな様子を見て、小学生時代、ポケモンカードを買ってもらえず、カードを自作していた時のことを思い出してしまいました。
ラーメン、チャーハン、餃子、肉まん、中華料理の器の特徴をうまく捉えて、可愛らしい料理が続々と仕上がっていっていました。
そして、一階の調理チームは、仕上げの工程へ。
生地、タネをこねる作業で握力をいっぱい使ったあとの、繊細な包む作業。
小さな手で丁寧に頑張っていました。
こうして調理、工作を終え、いざ実食へ。
頑張って作ったもの達をテーブルに並べ、みんなで美味しくいただきました。
調理、工作ともにみんな頑張ってくれたので、食卓がだいぶ豪華になりました。
本物の豪華さを味わわせてあげられず少し切なくなりますが、それは各々の家族で回る中華テーブルを囲んでもらえると幸いです。
みなさん、本当にお疲れ様でした。
次回は3月22日(日)、テーマは「お祝い」です。
空席残りごく僅かとなっていますので、ご予約はお早めにお願いいたします。
子ども食堂~チキンカツ定食~
子ども食堂2月22日(土)に行われた、子ども食堂と寄付酒場の様子をお伝えします。
今回も6年生男子が寄付酒場用の入り口をペイントしてくれました。
フォントもイラストもバッチリ。
抜群です。
とても良い入り口にしてくれてありがとう。
チキンカツは、調理リーダーの青山さんが前日から鶏肉を特製ダレに漬け込んでくれていたので、とてもやわらかくジューシーな仕上がりに。
添え物のマカロニサラダと味噌汁は川原さんが作ってくれ、ごはんがすすむ最高な定食となりました。
しかし、福岡県でも新型感染症が確認された影響からか、今回は一段とお客さんの数が少なく、普段よりも賑わいがない子ども食堂となりました。
山王学舎は、放課後児童クラブとして福岡市へ届出、子ども食堂の解説・助成として福岡市の関係部局から支援を受けています。
福岡市からの注意喚起と衛生関係の励行、イベント開催の可否については都度連絡をしております。
子ども食堂の開催については、現在のところ福岡市からは各団体の判断に任されていますが、今回の状況を鑑みて、やむをえず3月の開催は中止とさせていただきます。
子ども食堂を毎回楽しみにしてくれている子ども達や大人達のことを考えると心苦しくなりますが、感染予防の為なのでどうかご理解の程よろしくお願いいたします。
次回の開催は決まり次第、こちらのブログorフェイスブックでご連絡させていただきます。
学び舎子ども読書の会~こわい話~
読書会2月22日(土)に行われた学び舎子ども読書の会の様子をお伝えします。
今月のテーマは「こわい話」。
こわい話が嫌いだと言う子も参加していましたが、何だかんだで怖い話好きの子の話に耳を傾けたり、本を回し読みしたりして、みんなで盛り上がっていました。
小学生の間では「意味が分かると怖い話」がやはり流行っているようで、先週に引き続き子ども同士で知っている話を教え合っていました。
そして、その他に盛り上がっていたのが「犬鳴村」。
「呪怨」で知られる清水崇監督が、福岡県の「旧犬鳴トンネル」を舞台に撮った映画が現在公開中のようで、その話でえらく盛り上がっていました。
午後からは読書感想画制作へ。
子ども達が読んだ本のイメージを膨らませて描いたり、自分が「怖い」と思うざっくりとしたイメージを絵にしてもらいました。
「大人が見たら少し心配するぐらいの怖い絵でもいいから、思う存分怖くしてみてね」と伝えると、子ども達はみんなをビビらせようと、黙々と作業を進めていました。
4年生男子が描いた二羽の鳥のような生き物が描かれている絵について聞いてみると、鳥ではなく彼なりに実在したら怖い狂暴な生き物のようです。
毒針だらけで、毒ガスも蔓延しており、空からはミサイルや麻薬が降ってくる世界。
たしかに、それは怖い。
彼にしか書けないユニークな絵で、とても素敵だと思いました。
今回もみんなお疲れ様でした。
次回は、3月14日(土)、テーマは「食べ物」です。
ご予約どしどしお待ちしております。
美術と学び
美術山王学舎では、地域の寺子屋のような学び舎を目指しています。
学びの場所を作り出すことで、子ども達が自主性を発揮し、お互いが自分の課題に気付き支え合うことが出来ます。
ここはいろんな学年の子ども達が自由に学び合える場所です。
そして、まだちょっぴり勉強が苦手だったり、今日はしたくない日は、先生と一緒に遊べたり、美術や工作を楽しんで作ることができます。
子ども達の毎日の放課後が充実できる山王学舎の取り組みです。
子ども食堂、読書会、料理教室等、週末に様々なイベントを行っている山王学舎ですが、主軸は「放課後児童クラブ事業」としての子どもの健全育成です。
月曜日~木曜日は、学校の宿題や勉強を行っていますが、金曜日と土曜日は美術の時間を設けています。
山王学舎の前身団体「山王ひなた美術教室」から持っている美術表現のスキルを学びに取り入れ、毎週子ども達と様々なものづくりを行っています。
今回はそんな美術の時間の風景をお伝えします。
金曜日と土曜日の16:30~18:00の90分。
基本的にベースの材料は、画用紙、ダンボール、紙粘土ぐらいのシンプルなもので、作るもののテーマは決めず、子ども達がやりたいことをやってもらっています。
そんな中で、子ども達はとても魅力的な絵や工作物を仕上げてきます。
名ばかりの講師として、わたくし﨑山(通称・しゅうへい先生)も子ども達と一緒に絵を描いたり、工作をしたりしていますが、子ども達の素直な作品たちには毎回勉強させられますし、悔しくも思います。
ちなみに、ぼくがひなた美術教室と山王学舎での仕事の中で作ったものも、少し載せておきます。
「ぼくの絵も見てくれ」という訳ではなく、このブログを読んでいる保護者の方々に少しでも一緒にやっている大人の人柄が伝わればいいな、との思いからです。(↓最下部写真の箱に入っている陶器のバッジは、山王学舎で関わらせてもらっている陶芸家・楠原彰径先生が作っています。)
まだまだ紹介したい子ども達の作品はたくさんありますが、今回はこの辺で。
山王学舎でのこの美術の時間を通して、子ども達が少しでも美術に興味を持ってくれたらなと思います。
そして、多感な時期の子ども達が美術に興味を持ってくれるよう、講師たちも日々知識と技術を磨いていきますので、何卒よろしくお願いいたします。
参加希望の方は、事前に電話orメールで連絡いただけるとありがたいです。
ご連絡どしどしお待ちしております。
学び舎たき火の会
学び舎たき火の会2月16日に行われた学び舎たき火の会の様子をお伝えします。
火を学び、火をおこし、火を体験するこのイベント。
前回は大雨の為、やむなく中止となり、今回もまさかのあいにくのお天気。
ですが、天気予報を裏切りどうにか小雨程度で収まってくれたので、今回は山王学舎で小さなたき火の会を行いました。
たき火を始める前に、まずはたき火講師・岡本先生による火の講座。
人と火の関りの歴史、火の効果、危険性、僕らがどれだけ火に恩恵を受けて生活しているかを丁寧に説明してくれました。
そして、火を起こしすい薪の組み方、たき火の際に役立つ道具の説明を受け、いざ実践へ。
今回は山王学舎前の狭いスペースのみで行ったので、小さな火を起こしてもらいました。
始めのうちはたくさんの煙が上がっていたので、子ども達は目が痛いと大騒ぎ。
ですが、なかなか火と接する機会がない子ども達は、マッチの取り合いになる程、みんな積極的に火起こしを楽しんでいる様子でした。
薪にただ火をつけるだけではすぐに消えてしまう事や、薪の組み方や手順が大事だということを理解できたと思います。
そして、じっくり火の起こし方を学んだ後は、いよいよ焼きタイム。
山王学舎で準備した肉串や、各々の家族で持参した食材を豪快に焼き上げました。
この日は、写真では伝わらないとても寒い夜でした。
始めはみんなぶるぶる震えながら火起こしをしていましたが、火があがり、食材を投入することで、からだも心も温まることができたと思います。
そして火のおかげで、子ども達、大人達の良い表情もたくさん見ることができました。
火を囲んでの家族団らんの風景はとても楽しそうで、とてもうらやましく思いました。
急遽、山王学舎前での小規模なたき火の会に変更になったにも関わらず、快くご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。
次回は今年度最後のたき火の会。
奈多海岸で大きな大きな火を起こし、山下洋輔ピアノ炎上ばりの煌びやかなたき火の会にできたらなと思います。
開催日は3月15日(日)。
詳細が気になる方は、山王学舎までお電話orメールで気軽にお問い合わせください。
ご予約どしどしお待ちしております。
*今回写真を撮ってくれた花田智浩さん、岡本明久先生、ありがとうございました。