9月14日(土)に行われた、山王学舎の子ども食堂の様子をお伝えします。

山王学舎では定番となった唐揚げ定食。

今回も大勢の子ども、大人達が足を運んでくれました。

そして、今回も福岡子ども専門学校の生徒さん達や、福岡教育大学の学生さん達が手伝いにやってきてくれました。

想定以上のお客さんの入りでキッチンはバタバタしていましたが、学生の方々の助けがあったおかげでスムーズに配膳することが出来たと思います。

今回も本当にありがとうございました。

食後の食器洗いも文句言わずにやってくれる子ども達。

食というより、食後の友達との交流を楽しみに来ている子も多いようです。

こういった流れが出来てきたり、回を重ねるごとに新規のお客さんが増えてきていることも、とても嬉しく思います。

次回は9月28日(土)の開催で、メニューは「白身魚のあんかけ定食」となります。

ご予約お待ちしております。

 

9月14日(土)に行われた学び舎子ども読書の会の様子をお伝えします。

今月のテーマは「西洋」。

西洋とは、広義でキリスト教文明に根ざしたヨーロッパ諸国、及びアメリカを指し、トルコのボスポラス海峡が西洋と東洋の境界線になるようです。

 

ちなみに読書とは関係ないのですが、西洋といえば、最近はクラシック音楽を無理せず聴けるようになってきました。

クラシックを聴いている大人はかっこいいと思っているタイプなので、この読書の会でクラシックを聴きつつ、子ども達と一緒に西洋文化について少しでも触れることができたらな、と思います。

では、当日の様子へ。

常連の子ども達も増えてきて、徐々に盛り上がり出してきている読書の会。

回を重ねるごとに、子ども達は静かに本に没頭してくれるようになってきました。

バヤ先生と高学年の子達がメリハリをつけ、読書をする空気を作ってくれているのが要因でしょう。

そんな高学年の子達に続いて、低学年の子達も先生に読んでもらったり、ここで知り合った子達と一緒に読んだりと、とてものびのびと読書に没頭していました。

階段読書スタイルは、落ちてしまいそうだったのでさすがに止めましたが。

少し涼しくなってきたぽかぽか陽気の中、みんなとてもくつろいでいる様子でした。

そして、昼食後は感想文or感想画制作へ。

出来るだけ挿絵や表紙の絵は見ずに、自分の中のイメージを膨らませて描いてみようと話し合い、そこからはみんなすらすらと描き上げていました。

子ども達の柔軟性には毎回感心させられます。

次回の学び舎子ども読書の会は9月28日(土)です。

引き続きテーマは「西洋」。

どしどしご予約お待ちしております。

9月7日〜8日に行われた、学び舎お泊り読書会。

今回も大勢の子ども達が本を持ち寄り集まってくれました。

19時に集合し、まずはみんなで夕食。

バヤ先生がハンバーグ、ポテトサラダ、みそ汁を作ってくれました。

そして、20時から始まりの会。

先生から今夜のスケジュールと諸注意を聞き、いよいよ読書スタート。

開始直後は、いつも通り落ち着かない様子の子ども達でしたが、今回は割と早い段階で本を手に取り、読書を始めてくれていました。

そして、今回も福岡子ども専門学校の生徒さんが二人、スタッフとして入ってくれました。

子ども達に読み聞かせをしたり、一緒に読書をしたり、談笑したり、学生ならではのフレッシュな目線で子ども達と親身に接してくれていたので、それを見て僕らもとても勉強になりました。

このお泊り読書会では初回からほぼレギュラーとして入ってくれている二人なので、子ども達も心を許しているようで、楽しそうに話している様子が見受けられました。

みんなそれぞれ好きな場所と体勢で読書。

友達と本を交換して読んでみたり、一冊を一緒に読んでみたり。

良い空気が出来ていたように感じます。

そして、21時半頃から就寝準備を始め、22時に消灯。

寝る子の邪魔にならない程度でならランタンの灯りで読書を続けても良いよ、と伝えているのですが、もちろん全員がすぐに寝る気配はなく、しばらくはコソコソ話の声やページをめくる音が聞こえてきました。

24時前になっても興奮冷めやらぬ低学年の子達は、先生達の読み聞かせや添い寝作戦で夢の世界へいざなわれ、高学年の子達は、それ以降もコソコソ話。

こうしてお泊り読書会の夜は更けていきました。

 

そして、翌朝5時半。

朝食の準備をするバヤ先生

二階では早くも子ども達が起き出していました。

みんなすごく早起きだったので、朝食までの待ち時間でラジオ体操。

みんな朝から元気でした。

そして、朝食。

お迎えの時間までは、それぞれ好きに楽しんでくれていました。

といった感じで、今回も無事にお泊り会を終えることが出来ました。

みんな読書するという主題を忘れず、本に向かってくれていましたが、楽しめていたのでしょうか。

今回はひとりの子が持ってきていた「ジュニア空想科学読本」なるものがみんなの中で話題となり、先生達も一緒にハマって楽しんでいた場面が印象的でした。

漫画の必殺技は実現できるのか等、みんなで笑いながらも科学的に大真面目に話し合っていたのがとても可愛らしかったです。

今後もこうやってイベントを通して新しい本と出会える機会が増えていけばいいなと思います。

次回は10月5日(土)、19時集合です。

ご予約どしどしお待ちしております。

 

 

今週14日(土)は、子ども食堂を開催します。

メニューは定番となった「唐揚げ定食」。

今回のポスターも昌美先生が描いてくれました。

毎回ありがとうございます。

有難い事に、毎回満員御礼の子ども食堂。

子どもも大人も共にくつろげる時間になれば、と毎回思いながら運営しているのですが、最近では地域外から来店されるお客さんもちらほら増えてきました。

子どものみ、大人のみの参加でも大丈夫ですので、気にしてくれている方は気兼ねなく足を運んでみて下さい。

「山王学舎子ども食堂」
●9月14日(土)18:00~21:00(子どもだけの参加は20:00まで)
●メニュー:から揚げ定食
●子どもは無料/大人は300円

最終日。

一階で寝ていた寝起きのひなた先生の隣で、朝のニュースから外部の情報を食い入るように取得する子ども達。

安心して下さい、今日で脱出できますよ。

キッチンでは、朝食の準備を手伝ってくれていました。

メニューはツナマヨホットサンド。

パンの耳は丁寧にカットし、カリカリのラスクにしてくれていました。

二階では寝床の片付け。

寝袋は寝づらい、使いづらいと言っていた子ども達も、三日間を乗り切り綺麗なたたみ方までマスターしてくれていました。

でも安心して下さい、今夜はふかふか布団で寝れますよ。

こころなしか子ども達の表情からは、最終日という安堵感がうかがえました。

そして、最後の朝礼。

「今日でここからやっと脱出できるね」という先生の自虐的冗談に、全く笑わない子ども達。

心の底から脱出したかったのか、いや先生の笑わす腕が無かっただけだ、と信じたいものです。

最後の大掃除&荷造り。

そして、お泊りイベントでは恒例の落とし物オークション。

今回も誰からも落札されない、謎の靴下やタオルが発生したので、手間ですがやはり名前を記入することをおすすめします。

その後は、自由時間。

宿題をしたり、絵を描いたり、千と千尋を見たり。

お迎えの13時を心待ちにしながら、それぞれ穏やかな時間を過ごしていました。

お昼ご飯は、昨日の残りをアレンジしたカレーうどん。

そして、最後はチームごとに記念撮影。

協力して仕上げた大作を掲げてくれました。

 

まずは、山王なるとチーム。

最初はなかなかまとまらず、心配していましたが、年長のリーダーがそれぞれとしっかりコミュニケーションを取ってくれ、徐々にチームらしくなっていった印象です。

後半になると、チームで物事を決める際は、年下の子達もしっかり自分の意見を主張し、状況に応じて誰の意見を尊重するかの押し引きが出来ていたので、とても素晴らしいなと思っていました。

マップ作りに関しては、描き出した時点では実際歩いた道の距離感や配置を重視して、何度も討論を重ねていました。

こうして正確性にこだわって仕上げたマップに浮かび上がる、ドでかい桜の木やアンパンマンの笑顔。

お互い譲り合える信頼関係が出来たから、後半はのびのびと描けるようになったのでしょう。

きっと満開の桜も、アンパンマンもそこには在ったのです。

 

そして、326トリオチーム。

六年生リーダーの統率力のおかげで割とまとまっていた印象です。

中には、「リーダーと一緒に寝たい」と懇願するメンバーまで現れる程、チームの雰囲気の良さが伺えました。

マップ作りでは、リーダーが書きまとめたメモをもとに、みんなで協力して描き進めていました。

そして、チーム内で盛り上がっていたポケモンカード。

それが楽しかったからなのか、途中からマップ作りに飽きたからなのか、ポケモンが点在しています。

山王というよりは、ポケモンの世界のマップのように見えます。

「Poke’mon Go」にハマっている人達に、こういうポケモン分布手書き地図を渡したら、とても喜ばれるのではないでしょうか。

 

そして、サンサンチーム。

マイペースでのんびりした子が多かったので、こちらも年長リーダーがみんなをまとめようと奮闘していた印象です。

女の子達は男の子達のように声を荒げて揉めるはことなく、淡々と討論を続け、要所要所でしっかりと協力していました。

そして、とても可愛らしいマップ。

至る所にハムスターが点在しています。

ハムスターの量でかすみますが、探索の際は細かいメモをびっしりと取ってきていたので、その情報をしっかりとマップに落とし込んでいました。

近所にポポラスの木があったんだよ、と興奮気味に報告してくれたのが可愛らしかったです。

そして、待望のお迎え時間。

4日振りの再会に、お母さんにギュッと抱きつき喜んでいる子もいました。

みんな本当にお疲れ様でした。

この四日間、子ども達は家とは違って不自由な事がたくさんあったと思いますが、林間学校だということをその都度呑み込んで、しっかり協力して行動してくれていました。

低学年の子達は、自分の主張が通らず友達と泣いて喧嘩する場面が何度か見受けられましたが、それぞれで話し合い、解決していました。

寂しさもあっただろう中、とても頑張っていたと思います。

そして、高学年の子達は、そんな年下の子達をなだめたり、先生達の指示を聞いてチームをまとめたりと、とても頑張ってくれていました。

たった四日間とはいえ、みんなそれぞれ大変だったから、きっと四日前より精神的器がぐんと大きくなっているはずです。

 

この林間学校前期・後期を振り返ってみると、結局みんな素直な子達だったなと思い、ぼくらスタッフはとても充実した夏の時間を過ごす事が出来ました。

まだまだ至らぬ所ばかりだな、とも改めて気付かせてくれたので、子ども達には感謝しています。

そして、山王学舎に大事なお子さんを気前良く預けてくれた保護者の方々、本当にありがとうございました。

来年も林間学校があるならば、パワーアップして臨みますので、何卒よろしくお願い致します。