こんにちは。山王学舎の宮本です。

山王学舎の兄弟、山王ひなた美術教室にて修平先生が制作した3月の壁飾りをご紹介。

どーん!と大迫力。向かって右に紅梅、左に白梅。真ん中はなんでしょう。博多区を悠々と流れる御笠川かなー。下地に貼ったクラフト紙がどこか金屏風のようで、日本美術史の中でも最高傑作と謳われる尾形光琳の「紅白梅図屏風」のオマージュにもみえます。中央に配置した英語の文字で、雑誌のカバーやCDのジャケットっぽいバランスがでて絶妙。面白いですね~。流水紋も、修平先生の手にかかれば、迷路のような、花びらのような、乙事主がタタリ神になる途中のような模様に。みんなは何に見えるかな。

そんな修平先生が担当する山王学舎・金曜の「美術・造形活動」。身近な素材と想像力を使って、ものづくりをみんなで楽しむ時間を設けています。

 

その場にあるものを使って趣向を凝らす遊びは、ひらめきや発想の転換など促し、物事を柔軟に考える力を養います。気になる方は体験を受け付けていますので、ぜひ遊びに来てみてくださいね。ご連絡はメールかお電話(092-515-8752)にて。スタッフ一同お待ちしております。

こんにちは。山王学舎の宮本です。
日中はコートを着なくてもよい日が増えてきました。絶賛花粉症なことも含め、すぐそこまで春が来ているのを感じます。新緑が芽吹くこの季節は、野菜の種類も一気に増え、食材を見るのがとても楽しいです。さてさて3月10日(日)17~20時に予定している子ども食堂では「春野菜のかき揚げ」と「レモンスカッシュ」を提供しようと思います。

かき揚げは、たまねぎ、ごぼう、三つ葉、枝豆、舞茸、にんじんなどを入れてカラッと。レモンスカッシュは国産レモンで自家製シロップをつくるので、味はお好みに調整できます。食後、さっぱりした気分で山王学舎での時間を楽しんでくれるといいな。

校区・年齢問わず、どなたでも参加可能です。子どもは無料、大人は300円。食数把握のため、かならず事前予約をお願いします。ご連絡はお電話(092-515-8752)メールにて。毎日献立考えるの大変だわ~という保護者の方、ぜひご家族でいらしてください。この日は家事を休んで家族で食卓を囲む時間にしていただければと思います。

スタッフ一同お待ちしております。

2月24日(日)は子ども料理教室でした。

今回のテーマは「野菜」。いろんな料理がありますが、バヤ先生が選んだお品書きは水餃子!一口サイズに丸く包んだ水餃子はつるんと食べやすいし、お野菜がたっぷりとれます。まだ肌寒い日もあるので、ほかほかあったまるのにもぴったりですね。今回も大勢!17名の子どもたちが集ってくれました。三角巾にエプロン、マスクと衛生面への配慮も準備万端です。

諸注意と手順を確認したら、調理開始。なんと餃子は皮から作ります。小麦粉とお塩と水を入れてまぜまぜ。最初は手にくっついてしまうので、ある程度まとまるまでは割り箸で、団子状になってきたら手でよく捏ねて、小さく丸めて寝かせましょう。

その間に、餃子の餡づくり。キャベツとにらをみじん切りにします。小さい手でそろりそろりと慎重に切る姿が可愛らしい。怪我をしないように、おいしい餃子になるように。ゆっくり刻みました。単調な作業ですが、根気強くがんばれました。

そうしていると、寝かした皮のグルテンがいい感じに。打ち粉をしながら麺棒で伸ばして、餡を包みます。

手作りの皮は弾力性に富んでよく伸びるので、具をもりもりにいれても大丈夫。存在感たっぷりの水餃子が出来上がりました。やぶれたものはご愛嬌。一緒に茹でて食べよう。

 

合間の時間には、皆でビンゴゲーム。一つのテーブルで額を寄せ合い、自分と相手のシートを見比べながら穴あき具合を確認しています。にらみ合いのすえ、場を制したラッキーマンは誰だったのでしょうか。

包んだ餃子をバヤ先生が茹でてくれました。

鐘哲先生の合図でいただきますの合掌。鐘哲先生は最近髪を切ったので、合掌がよく似合います。

みんなたくさん食べました。このおいしい体験を活かして、ぜひおうちでもお料理をしてくれたら嬉しいです。

次回の開催は3月24日(日)。年度内最後の開催となります。空席が埋まってきていますので、参加ご希望の方はメールかお電話(092-515-8752)でおはやめに、お申込ください。お待ちしています!

山王学舎の宮本です。
気温が低い日もだいぶすくなってきました。これからは一雨ごとに暖かくなり、春に向かうんでしょう。梅や桜が咲くのが待ち遠しいです。

さて、山王学舎では新規児童さんを募集いたします。
対象は小学生以上。校区や家庭の状況など条件はありません。

 4月からの入会者は、チラシ内のキャンペーン金額が適用になりますので週5日27,000円→9,000円です。なんと1/3の料金!お試し期間として考えていただければ。

おもしろそうだなと思ったら、まずは参加してみてください。見学・体験はいつでも受け付けています。内容が気になる方は、お電話かメールでご連絡をくれるだけでも大丈夫ですよ。何でもお答えいたします。

山王学舎は最大でも児童数19名までの少人数制。今日は何かいいことがあったかな、なんだか元気がないな、お友だちとどんなことを話して、なにに興味を持っているかななど、スタッフが子どもたち一人ひとりをしっかり見守れるよう環境を整えています。

自分で学ぶ力がつくように、毎日学習する時間を作っています。宿題をしたり興味のあることを調べたり。お友だち同士で教えあうのも先生にわからないところを聞くのもOKです。

週末にはいろんなイベントを準備しています。好きな本を持ち寄って一日中読書をする「読書の会」。お料理上手なバヤ先生に季節にあったレシピを習う「料理教室」。

心細いなー…と思ったらお友だちと一緒でも大丈夫です。

どのイベントの参加からでも大歓迎です。ぜひ山王学舎に遊びにきてくださいね。

 

 

9日の土曜日は、学舎子ども読書の会でした。

今月のテーマは「伝記」。

まずは、みんなで持参した本を紹介し合うのですが、一人の男子は、最近ちょうど野口英世にハマっていて、同じ本を何回も読んでいるんだ、と意気揚々と話してくれました。

午前中はみんなで本を交換しながらのんびりと読み回し、午後からは感想画に取り掛かりました。

そんな中、一人の子が覚えている知識を年表に書き起こし出したので、それを見た周りの子も真似してみんなで年表作りが一気に始まりました。

黙々と書き進めていく子もいれば、偉人達の幼少期のエピソードにエネルギーを注ぎ過ぎ、肝心な活躍期へ辿り着くまでに集中力とエネルギーを使い果たしてしまう子もいました。

小学生らしいというか、僕も様々な面で最初に飛ばし過ぎて後から後悔する事がよくあるので、その姿がおかしくもあり同情できるので心から応援したくなりました。

そして、何度かの休憩を挟み、最終的には年表とセットで偉人達の肖像画まで、今回は完成させてくれました。

子ども達が自発的に始めてくれた今回の年表作りは、記憶をたどったり読み返して調べたりと、とても難儀な作業だったと思いますが、肖像画も含め最後までしっかりと頑張ってくれてました。

読書の会・伝記編の全体の形を、子ども達だけで作り上げてくれた事はとても喜ばしくもあり、心から感謝しております。

そして、30分程時間が余ったので、最後は近所の公園でみんなで思いっきり遊びました。
みんな本当にお疲れ様でした。

次回の読書の会・伝記後編は、2月23日(土)です。

参加者どしどしお待ちしております。

2月10日(日)は子ども食堂でした。献立は沖縄出身・修平先生特製のタコライス!”手軽にパパっとたくさん食べれる”ように、タコスの具材を白飯に乗せたのがタコライスの始まりだとか。沖縄では給食のメニューに入っているぐらいポピュラーなんだそうです。今回はフライドポテトとひよこ豆のコンソメスープもつけて、子どもは無料、大人は300円で提供です。

中村学園大学の下川さんも助っ人で参加してくださいました。管理栄養士を目指す彼女、とても手際よく、もうずっと山王学舎の厨房を担当してくれたんじゃないかしらというぐらいテキパキと準備を手伝ってくれました。頼もしい、そしてありがたい限りです。

タコライスを食べたことがないという子が多く、「タコが入ってるの?」「それおいしい?」と興味津々。修平先生がタコライスの説明をしてくれたあとに、みんなで手を合わせていただきました。レタス、トマト、チーズ、タコミートとご飯を上手に混ぜながらもぐもぐ。「お肉辛いけど食べれる」「トマトもっと入れたーい」「よく混ぜたほうがうまいよ」「サルサソースもかけてみたい」と感想が飛び交っていました。はじめて食べる味はこれなんだろう?と頭がフル回転するから面白いね。

今回もたくさんの方に足を運んで頂きました。皆さまありがとうございます。

食事が済んだあとは、各テーブルでカードゲームが繰り広げられていました。ほとばしる熱戦の火花。戦いを制したのは誰だったのでしょうか!

来月は3月10日(日)17:00~20:00の開催。参加希望の方は食数把握のため、メールかお電話(092-515-8752)にて事前にご予約をお願いします。

次回は春の食材をたくさん使ってかき揚げをしようかな。ごぼう、玉ねぎ、じゃがいも、筍…菜の花も食べたいなあ。ライスバーガーにしても定食にしてもうどんにしてもいいかもしれません。メニューが決まり次第、また発信いたします。初めての方も、来たことのある人もぜひ山王学舎に遊びに来てくださいね。お待ちしております。

山王学舎では毎週金・土曜日、希望者のみ「美術・造形活動」を行っています。というと、なんだか難しいことをしているのかしら…と思うかもしれませんが、そんなことはまったくありません。お家にもあるような身近な材料を使って、書いたり塗ったり捏ねたりちぎったりと自由に遊びます。

先生がその日のテーマを準備しているので、お友だちとアイデアを出し合ったり、相談したりしながら自分のペースで取り組んでOK。答えも正解もありません。自分が作りたいように思い切りイメージを膨らませて、手を動かしてみる時間です。

ちなみに美術・造形活動を担当しているスタッフのひとり、修平先生が最近作ったものを一つご紹介。山王ひなた美術教室、2月の壁面飾りです。

修平先生は自由に書いたり塗ったりちぎったり貼ったりしています。なんでしょうねこれ。皆さん、なにに見えますか。なにに見えるかも人それぞれ。お友だちはアイスクリーム!あ!飛行機!と話していました。

山王学舎の「美術・造形活動」は、毎週金・土曜日です。校区の対象はありません。気になった方は、見学・体験も受け付けていますのでいつでもご連絡ください。メールでもお電話(092-515-8752)でも大丈夫です。お待ちしておりますよ~。

27日、日曜日は学び舎子ども料理教室でした。

今回のテーマは「さかな」。

生魚の感触と、解体してみると意外とグロテスクな内臓も見て触って体感してほしい、というバヤ先生の思いから、今回はアジの三枚おろしをする事になりました。

今回も満員御礼の料理教室。

キッチンは気合いの入ったエプロン・三角巾姿の子ども達でいっぱいになりました。

バヤ先生の始まりのあいさつの後は、早速調理開始。

頭を切り落とし、うろこ、ゼイゴ(尾の近くにあるあじ特有のウロコ)を削ぎ、内臓を取り出し、三枚におろしていく。

文章にするとシンプルですが、実際の作業はなかなか難しそうでした。

ですが、子ども達はバヤさんの説明と指導をしっかり聞き、黙々と綺麗に三枚におろしていました。そして、三枚におろした後も、ピンセットで一本一本小骨を抜く所まで抜かりなく。

手の空いた子は、キャベツの千切りをする等、流れるように調理が進んでゆき、あっという間にアジフライが完成していきました。

参加した低学年の子に話を聞くと、最初は気持ち悪かったし、骨を切る力加減に苦労したけど、すぐ慣れたし、おろす時も身を切り過ぎないようにしっかり包丁を使えた、と100点満点の回答が返ってきてとても驚きました。

子ども達が作ったアジフライを味見させてもらったのですが、新鮮揚げたてだからこそ市販の物よりも身がふわふわで、とても美味しかったです。

試食後は、今日一日のレポートを書いてもらい、発表までしてくれました。

レポートを書くと言い出した時はブーイングの嵐でしたが、何だかんだで書き始めると、みんな黙々と丁寧に書いてくれ、今日一日のことがしっかり頭に入っているのだなと、とても感心しました。

レポート後は、さかなカルタで大盛り上がりし、魚尽くしの料理教室でした。

ちなみに後日談ですが、今回参加してくれた子がお家でもアジを三枚におろし、お父さんにアジフライを作ってあげたというお話を聞かせてもらいました。

あの短時間で自分のモノにしてしまう子ども達、とても素晴らしいですね。

次回は、2月24日、テーマは「野菜」です。

ご参加お待ちしております。

26日、土曜日は学び舎子ども読書の会でした。

前回に引き続きテーマは「食べ物」。

この日は、あられが降る程のとても寒い日でした。

子ども達は本は持参していましたが、読みかけですぐに読み終わりそうとのことだったので、近所の博多図書館へ本を借りに行くことにしました。風も強く耳が痛くなる程の寒さだったので、走りながら図書館へ向かいました。

図書館では暖を取りつつ本を探し、6冊借りて学舎へまた走って戻りました。

いつもは賑わっている読書会ですが、今回はいつもよりは少なかったので、とても静かでした。

普段は騒々しい子ども達ですが、その日の読書をする横顔はとても大人びていて、哀愁さえ感じてしまいました。

外はあられ模様で午後は遊びに出ることもできず、室内だけの一日になってしまいましたが、個人的にこの日の物寂しい空気感の中でする読書も、子ども達の記憶の断片に置いておいてもらいたいな、と思いました。

読書後の感想画では、先程まで大人びた顔をしていた子は、巨大なプリンが空から攻めて来ているような、とても不思議だけど真っすぐな絵を仕上げてくれました。

読書から絵から、改めて子どもの底の深さを知ることが出来た一日でした。

次回のテーマは「伝記」です。

ご参加お待ちしております。

 

特定非営利活動法人山王学舎では、スタッフやお手伝いいただいている保護者の方たちに向けて、個人個人の資質だけに任せて、子ども達への接し方やサポートをするのではなく、自分達自身も学び続けなくてはいけないと思い、外部の先生をお呼びしての第2回「支援向上研修」を1月20日に開催しました。

久留米大学大学院博士課程に在籍している張友樹先生(画面最奥のパソコンを扱っている人)をお呼びして、久留米の放課後児童クラブの現状や子どもに対する地域の取り組み、子ども食堂、そして張先生自らが運営している「パルキッズくるめ」の取り組みを紹介してくださいました。

「パルキッズくるめ」は、久留米大学法学部の学生が中心となって、地域の小学生と一緒に様々な取り組みを行う団体です。一緒に川遊びをしたり、子どもたちの自学の習慣をサポートしたり、そして地域の子どもたちが将来の夢の中に自分たちと同じような取り組みや大学生として育っていくように、子どもと共に過ごされている団体です。

違う地域ながら、事前に話し合っていたこともあり、大変濃い内容のお話をお聞きすることが出来ました。張先生が、私たちの取り組みを前もってお話の中にフィードバックしてくれたからだと感じました。

そして様々な団体や活動が抱える悩みをお聞きして、普段表には出てこない、非営利活動の難しさややりがいを再確認することが出来ました。

そして、お話を通じて決して使命感だけでなく、参加者自身、サポーター自身が楽しむことの大切さと一緒に成長し経験を頂く事の大切さを学ぶことが出来ました。支援する側にありがちな高所からの支援を暗に戒める含蓄のある提言でした。

私たちも気持ちの中にそのようなものが無かったとは言い切れません。本当に今回の研修で考え直させるきっかけをたくさんいただきました!これからも良いお付き合いが出来ると確信しました!張友樹先生、パルキッズくるめの皆様、有難うございました。

 

次回の講演研修は、「子どもたちの造形」にスポットを当てたお話しです。楽しみですね。