6月8日~9日(土)に行われた今年度からの新イベント、『学び舎お泊り子ども読書会』の様子をお伝えします。

読書経験が少ない子ども達でもじっくりと本と向き合えるよう、子ども達が大好きな「みんなと一緒にお泊り」の特別な体験と合わせて、自分が読みたい本や出会いたい本を1日かけて読み通す、読書を通じた宿泊体験イベントです。司書資格を持つ講師と参加者のお互いが自分のおすすめの本を紹介しあったり、読んだ本の感想や絵を描く、複合的な読書体験を行います。

今回が第1回目ということで参加者がちゃんと集まるのか不安でしたが、フリーペーパーの広告で知っていただき遠い地区から参加してくれたお子さんも多くいたので、有難いことに満員御礼となりました。

19時に集合し、まずはみんなで夕食。

読み聞かせも行ってくれるバヤ先生が作った豚丼定食を、子ども達は好き嫌いせずたくさん食べてくれていました。

そして、食後に始まりの会。

みんなで持参した本を紹介し合った後は、いよいよ読書時間のスタート。

落ち着かずうろちょろする子、陣地を作り出す子、眠くなったと言う子、とスタート直後の子ども達はそれぞれ興奮気味でどうなることやらと心配でしたが、一息ついたあとは少しずつ本に向かうようになってくれました。

初めて山王学舎に来る子もたくさんいましたし、ましてや同世代の子達でお泊りなのでそりゃあ興奮するよなぁと見守っていたのですが、どうにか読書に落ち着いてくれて良かったです。

逆に寂しいと帰りたがったり、孤立している子がいなかったので、最初のみんなでの興奮はきっと必要だったのでしょう、と思っています。

そして22:00の消灯後は、子ども達にランタンを渡し、読書を続けたい子は心のおもむくままに読書を、眠たい子は就寝、という形をとったのですが、やはりすぐに寝る子はいず、それぞれ読書の世界に浸ってくれていました。

しかし、読書の世界、睡魔と共に夢の世界へトリップできず、現実世界で遊び続ける子もちらほらいたので、それは我々ツアーコンダクターの今後の課題だなぁと思いました。

とは言うものの、そんな眠れない子ども達には読み聞かせを行なったり、他愛もない話をしたりと、積極的に子ども達と接してくれたバヤ先生、そして臨時スタッフとして入ってくれた子ども専門学校の生徒さん達のおかげで、子ども達も楽しい時間を過ごせたのではないかと思っています。

そして翌日、早朝から元気な子ども達と昨夜の思い出を語り合いながら朝食を食べ、お迎えのお母さん、お父さんと楽しそうに帰っていきました。

たまの夜更かし、友との語らいを通じて、少しでも本が好きになってくれたら嬉しいです。

次回は7月6日(土)、読書好きなお子さん達、ご予約お待ちしております。

 

 

 

5月25日(土)に行われた子ども食堂の様子をお伝えします。
今回の献立はクリームシチュー。

翌日が運動会ということもあり、参加者は前回の3分の1程度と穏やかな運営となりました。
そして、福岡子ども専門学校からボランティアの生徒さん3名の参加、協力があり、とてもスムーズに配膳、食事を行うことができました。
ボランティアの皆さん、本当にありがとうございました。

そして、真夏のような暑い中でのシチュー。
子ども達の評価はどんなものなんだろうと思いながら煮込んでいましたが、予想外に好評で今回も完売することができました。
ちなみに、ご飯とパンを用意していたのですが、圧倒的にパンの方が人気がありました。

シチューは嫌いだったけど、学舎のシチューは食べれた、という嘘みたいな言葉も子どもからもらえたので良かったです。
まあ、実際味は普通だと思うので、きっとみんなでわいわい食べたことや、山王学舎の食堂のような雰囲気がそうさせたのではないでしょうか。
どちらにしてもうれしい事なので、子どもも大人も、子ども食堂を通して面白い出会いがあればいいなと思います。
そして、食後はいつものように二階でそれぞれゲームやお絵描きをして楽しんでいました。

次回は6月15日(土)、メニューはカレーライスです。
ご予約お待ちしております。

5月25日(土)は、学び舎子ども読書の会でした。
今回のテーマは、前回に引き続き「冒険」。
初参加の子も加わり、みんなでのんびりと読書を楽しみました。

梅雨前だというのに、すでに真夏のような暑い日が続いております。
そんな中、子ども達は読書に感想画にとしっかり頑張ってくれました。

この日もとても暑い日でしたが、クーラーの効いた学舎内ではとても快適に読書に没頭することができました。
子ども達からクーラー!クーラー!とせがまれると、たまにはクーラーなんかつけず、うちわや外の風だけで暑いながらもワイルドに読書を楽しむのも良いじゃないか、と思うこともあります。
寺子屋スタイル。
とそんな調子のいいこと言いつつ、小学生の頃は銀行内のキンキンのクーラーと冷水機を求めてよく友達と銀行をハシゴしていた事を思い出しました。
涼しいに越したことはないですね。
やはり快適な状態でお持ちしております。

次回は6月15日(土)、テーマは「神話」。
ご予約どしどしお待ちしております。

5月19日(日)に行われた学び舎子ども料理教室の様子をお伝えします。

今月のテーマは、「子どもが好きな料理」ということで、コロッケを作ることになりました。

子ども達に楽しんでもらいたいが一心で、毎回工夫を凝らしてくれるバヤ先生。
今回は、コロッケだけではつまらないんじゃないかと、コロッケバーガーにしてマクドナルドやモスバーガー等のファストフード店のオマージュで楽しんでもらおうと提案してくれました。
ということで、料理だけでなく、バーガーボックス、コップ、フライドポテトケースを子ども達にデザインしてもらい、オリジナルバーガーショップというコンセプトで取り組んでもらいました。

玉ねぎが目に沁みる等ギャーギャー文句も言いつつ、今回も子ども達は真剣に料理、工作に取り組んでくれていました。
思いのほかサクサクのコロッケバーガーは子ども達に大盛況で、おかわりする子も続出。
出来立て、自分で手間暇かけて作った料理はホントいいね!という言葉ももらえたので、やった甲斐があり心から嬉しく思います。
次回のテーマは「お肉」。
毎回当日ギリギリまで考えて準備を重ねてくれるバヤ先生。
現時点で、次回は焼き鳥になるようです。
山王学舎の内装の雰囲気を使って、子ども居酒屋のような空間を作れたら、と話していました。
乞うご期待。
ご予約お待ちしております。

5月11日(土)行われた子ども食堂の様子をお伝えします。
献立は唐揚げ定食。

徐々に地域に広まってきているらしい山王学舎の子ども食堂。
今回は飛び入りのお客様の来店もあり、過去最高の40人越えという大盛況振りでした。

余るぐらいが良いのではと準備していた代表・成田の特製唐揚げも、有難いことに完売することができました。
とは言うものの、少数のスタッフで回しているこの子ども食堂。
今回も善意で手伝っていただいた保護者の方々がいたからこそ、どうにか回転することができました。
ご協力、本当に本当にありがとうございました。
子どもはもちろんですが、大人も一息つける子ども食堂でありたい思っていますので、まだまだですが温かい目で見守っていただけたら幸いです。
次回は5月25日、シチューとなっております。
ご来店を考えている方は、できれば事前にご予約をお願いいたします。
では、心を込めてお待ちしております。

5月11日に行われた新年度一発目の学び舎子ども読書の会の様子をお伝えします。
今月のテーマは「冒険」。

子ども達は冒険に沿った好きな本を各々持参してくれました。
そして、今回は小学校や公民館等で読み聞かせを行っているバヤ先生(料理教室の先生も兼任)が、子ども達と是非読書を楽しみたい、という熱い思いと共に参加協力してくれました。
バヤさん効果なのか、普段より高学年が多かったからなのか、ただただ読書に飢えていたからなのか、いつもすぐには読書に集中できない子ども達が今回はスタートからとても静かに読書に没頭していました。

バヤ先生は星新一にハマっているようで、持参した星新一シリーズを子ども達に自慢していました。
ショートショートは、たしかに子ども達にも読みやすいだろうし、案の定ハマっている子もいたので、これを機に新しい興味が持てたのなら良かったなあと思います。
そして昼休憩後は、バヤ先生が読み聞かせを行ってくれました。

高学年は聞いてくれるのかな?という懸念がありましたが、そんな心配はさしおいてバヤさんが読み出すと自然と子ども達は集まり出し、じっくりと静かに聞き入ってくれていました。
バヤ先生は素敵な声をお持ちなので、僕もついつい聞き入ってしまいました。
こうして癒しをもらった子ども達は、読書感想画にもしっかり取り組んでくれ、可愛らしい絵を仕上げてくれていました。

良い時間はあっという間に過ぎていくなあと思った今回の僕の印象、子ども達もそれに少しは共感してくれていたら嬉しいです。
バヤ先生、長時間イベントに取り組んでくれた子ども達、ありがとうございました。
次回もテーマは冒険です。
バヤ先生も参加していただけるので、また読み聞かせをやってくれるのではないでしょうか。
ご予約どしどしお待ちしております。

 10連休と大型だったGWもおわり、山王学舎も通常通り運転を始めています。年度始めの子どもたちは新しい学年がまだ馴染まず、嬉しいような不安なようなソワソワした雰囲気がありましたが、休みで英気を養ってきたのでしょうか、久しぶりにあったみんなの顔は頼もしく、エネルギーが充実しているように見えました。これから本領発揮していくのでしょうね。今月は運動会がある学校も多いですし、クラスの友だちとも団結して、毎日を大いに楽しんでほしいです。

 さてさて、5月の山王学舎もイベントが目白押しです。5月11日(土)は10時から今年度一回目の読書の会。テーマは「冒険」、参加費は300円です。同じ日の18時からは子ども食堂を行います。メニューはみんな大好き「からあげ」。こちらも大人は300円、子どもはもちろん無料です。揚げまくって皆さんのお越しをお待ちしております。

 先日、ウクレレの練習をはじめた子が「1曲マスターしたから次の楽譜をください!」とお願いしてきてくれました。やったことないことに果敢に挑戦する姿はかっこよくて、みていて嬉しいです。小さいころに読んだ、宮川ひろさん・作、林明子さん・絵の「びゅんびゅんごまがまわったら」を思い出しながら、ちょっと難しい楽譜を渡しました。

 この「びゅんびゅんごまがまわったら」に登場する校長先生と子どもたちの関係性、すごく絶妙。読んだことない方、ぜひ。今度博多図書館に借りに行こうかな。

 5月は新緑の香りが柔らかくて、日中も日暮れ後も外を歩くのがとても楽しいです。夏に向けて日差しが強くなっていくので、今の涼しい時期を子どもたちとたっぷり味わおうと思います。

4月から隔週土曜日の月2回開催となった山王学舎の子ども食堂。

4月20日のメニューは「煮込みハンバーグ」。

今回は、代表理事兼料理長の鐘哲先生が、前夜から特製デミグラスソースに手ごねたハンバーグをじっくり煮込んでくれました。どうやら鐘哲先生は、時間が経てば経つ程味が染み込んでいく煮込み系の料理が好きなようです。

子ども達も、きっと染み込んだ味の方がご飯はすすむはず。

そんな僕らの期待も一緒に染み込んでくれたはずのハンバーグは、有難いことに大盛況で、多めに作っていたはずが一気に売り切れてしまいました。

子ども達には、カレーもですがやはりハンバーグも人気があるのですね。

とはいうものの、開店と同時に予想以上の動員数で厨房の我々スタッフは結構バタついていたのですが、それを見かねた保護者の方々の手助けがあったからこそスムーズに温かいハンバーグを子ども達に提供することができました。協力していただいた保護者の方々、お客さんとしてのんびりとくつろいでいてほしかったのですが、正直助かりました。次回こそはくつろいでいただけるよう準備しておきますので。ありがとうございました。

そして、回を重ねるごとに動員数の伸びと共にいろいろと課題も見えてきました。

ですが、地域の憩いの場で在りたい子ども食堂のテーマは変わりません。より良くみんなに楽しんでもらえるようなるよう準備をしていきますのでよろしくお願いします。

次回はゴールデンウィーク明けの5月11日(土)です。

ご参加どしどしお待ちしております。

こちらも遅ればせながら、先月の料理教室の様子をお伝えします。

毎回すぐに予約で埋まるほど大盛況だった料理教室。昨年度ラストのテーマは「お祝い」。

料理長・バヤ先生の溢れ出るサービス精神から、最後ぐらいは定員を決めず大人数でわいわい楽しもうじゃないか、ということになりました。

そうして集まった子ども達の数22名。そこまで広くはない山王学舎なので、これぞ満員御礼!な賑わいでした。

 そして、今回は料理を学ぶというよりもパーティー会場をみんなで作って、手巻き寿司やポップコーン、ケーキのデコレーション等それぞれが好きなことをして、美味しく楽しもうというのが目的となりました。

まずは、山王学舎に通っている子ども達が美術の時間に作ってくれた桜の木に、新学期の目標を掲げてくれました。

 そして、室内の飾りつけ作り。指示をせずとも自然と可愛らしく飾り付けしていく女の子たちにはホント感心しました。

花が空から降ってくるイメージで、こうた先生に設置してもらっていました。

そしてそして、肝心の料理作り。

特大のバケツプリンがお皿に生まれ落ちた時は、自然と拍手が起こっていました。

 他にもポップコーン、手巻き寿司、ケーキ、先生たちが仕込んでいた料理もあったので、だいぶお腹一杯になったのではないでしょうか。

食後はビンゴ大会、人生ゲーム等で各々盛り上がっていました。

お迎えの時間にはみんな満足気な表情をしていた気がするので、料理教室に魂を込めているバヤ先生も少しは安心したのではないでしょうか。

ご参加いただいたみなさん、そして毎回何度もリハーサルを重ねて挑んでくれたバヤ先生、本当にありがとうございました。

新年度からは、参加費が1000円とだいぶ上がってしまいましたが、みなさんに満足していただけるようしっかり準備して参りますので、何卒よろしくお願い致します。

次回は5月19日(日) テーマは『子どもが好きな料理』です。

こちらもだいぶ遅ればせながら、昨年度最後の読書の会の様子をお伝えします。

全16回にわたって開催された子ども読書の会でしたが、回を増す毎に参加者も増えていき、毎回スタッフの僕もとても心地よい時間を過ごす事ができました。

本を読む事でいろんな知識を得たり、ひとりの世界に没頭できたり、心を解放してくれたり、とメリットはたくさんあると思いますが、子ども読書の会では、子ども達が「これ読んだことある」や「それ読ませて」等、本を通して初対面同士でも話が盛り上がっている場面が、ぼくはとても印象的でした。

たくさんの本を読まなくたって、どういう本を読んでいるんだろう、あんな難しい本を読んでるんだ、あれを読んでいるなら気が合いそうだ、と相手に興味を持って思いを馳せることだけでも素敵じゃないかなと思います。

今回の生き物編でも、みんなで盛り上がっている子や、ひとり静かに読んでいる子などスタイルは様々でしたが、何かしら思い出に残ってくれていたらうれしいなと思います。

そして、新年度も引き続き読書の会が開催される事が決まりました。

より一層、子ども達に楽しんでもらえるようにスタッフ一同趣向を凝らしていきますので、ご参加心からお待ちしております。

新年度一回目は、5月11日(土)、テーマは「冒険」です。