3月21日(土)に行われた学び舎子ども読書の会の様子をお伝えします。

前回に引き続き、テーマは「食べ物」。

今回は、博多図書館の司書さんが見学にいらしてくれました。

そして、見学だけでなく、子ども達にお勧めの本を紹介し、読み聞かせも行ってくれました。

子ども達の引き込み方、本の魅力の伝え方、とても勉強になりました。

司書さんが紹介してくれた中の一冊「チョコレート・アンダーグラウンド」という本は、六年生男子が食いつき読み出していました。

チョコレートをはじめとする甘いものを禁止された国家で、子ども達がレジスタンスを起こすというストーリーのようです。

3年経ってもおいしいパンの缶詰を作った、実在するパン屋さんのお話「世界を救うパンの缶詰」という本も紹介してくれましたが、それは恒太先生が読み込んでいました。

そして、昼食後は読書感想画制作へ。

午前中に読んだ「スプーンおばさんの愉快な旅」や、落語の噺の一つ「目黒のさんま」をイメージして絵に取り掛かっていました。

一年生の女の子は、読んだ本とは関係ありませんでしたが、恐竜図鑑を見ながら、黙々と描き込んでいっていました。

4年生の男の子が描いているのはニワトリのようで、憎たらしい良い表情をしているなと思いました。

残念ながら完成した写真を撮り損ねてしまいましたが、みんな約3時間掛けて丁寧に絵を仕上げていました。

ずっと集中していたので、とても疲れたと思います。

みんな本当にお疲れ様でした。

そして、博多図書館の司書さん、参加していただきありがとうございました。

今年度の学び舎子ども読書の会は、これにて終了となります。

子ども達の本に出合う機会を増やし、本を読むことで自発的な知識を習得してもらおうという思いから始まったこのイベントですが、他のイベントに比べて参加者は多くありませんでした。

ですが、参加してくれた子ども達の「読む本の幅が広がった」や「家でも本を読むようになった」という声がちらほら聞けたので、とても良かったと思っています。

ただただ読書をするという時間ですが、いつか山王学舎でのこの時間を思い出しながら読書をしてくれていたら嬉しく思います。

ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

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