2月22日(土)に行われた、子ども食堂と寄付酒場の様子をお伝えします。

今回も6年生男子が寄付酒場用の入り口をペイントしてくれました。

フォントもイラストもバッチリ。

抜群です。

とても良い入り口にしてくれてありがとう。

チキンカツは、調理リーダーの青山さんが前日から鶏肉を特製ダレに漬け込んでくれていたので、とてもやわらかくジューシーな仕上がりに。

添え物のマカロニサラダと味噌汁は川原さんが作ってくれ、ごはんがすすむ最高な定食となりました。

しかし、福岡県でも新型感染症が確認された影響からか、今回は一段とお客さんの数が少なく、普段よりも賑わいがない子ども食堂となりました。

山王学舎は、放課後児童クラブとして福岡市へ届出、子ども食堂の解説・助成として福岡市の関係部局から支援を受けています。
福岡市からの注意喚起と衛生関係の励行、イベント開催の可否については都度連絡をしております。

子ども食堂の開催については、現在のところ福岡市からは各団体の判断に任されていますが、今回の状況を鑑みて、やむをえず3月の開催は中止とさせていただきます。

子ども食堂を毎回楽しみにしてくれている子ども達や大人達のことを考えると心苦しくなりますが、感染予防の為なのでどうかご理解の程よろしくお願いいたします。

次回の開催は決まり次第、こちらのブログorフェイスブックでご連絡させていただきます。

 

 

2月22日(土)に行われた学び舎子ども読書の会の様子をお伝えします。

今月のテーマは「こわい話」。

こわい話が嫌いだと言う子も参加していましたが、何だかんだで怖い話好きの子の話に耳を傾けたり、本を回し読みしたりして、みんなで盛り上がっていました。

小学生の間では「意味が分かると怖い話」がやはり流行っているようで、先週に引き続き子ども同士で知っている話を教え合っていました。

そして、その他に盛り上がっていたのが「犬鳴村」。

「呪怨」で知られる清水崇監督が、福岡県の「旧犬鳴トンネル」を舞台に撮った映画が現在公開中のようで、その話でえらく盛り上がっていました。

午後からは読書感想画制作へ。

子ども達が読んだ本のイメージを膨らませて描いたり、自分が「怖い」と思うざっくりとしたイメージを絵にしてもらいました。

「大人が見たら少し心配するぐらいの怖い絵でもいいから、思う存分怖くしてみてね」と伝えると、子ども達はみんなをビビらせようと、黙々と作業を進めていました。

4年生男子が描いた二羽の鳥のような生き物が描かれている絵について聞いてみると、鳥ではなく彼なりに実在したら怖い狂暴な生き物のようです。

毒針だらけで、毒ガスも蔓延しており、空からはミサイルや麻薬が降ってくる世界。

たしかに、それは怖い。

彼にしか書けないユニークな絵で、とても素敵だと思いました。

今回もみんなお疲れ様でした。

次回は、3月14日(土)、テーマは「食べ物」です。

ご予約どしどしお待ちしております。

 

 

山王学舎では、地域の寺子屋のような学び舎を目指しています。

学びの場所を作り出すことで、子ども達が自主性を発揮し、お互いが自分の課題に気付き支え合うことが出来ます。

ここはいろんな学年の子ども達が自由に学び合える場所です。

そして、まだちょっぴり勉強が苦手だったり、今日はしたくない日は、先生と一緒に遊べたり、美術や工作を楽しんで作ることができます。

子ども達の毎日の放課後が充実できる山王学舎の取り組みです。

子ども食堂、読書会、料理教室等、週末に様々なイベントを行っている山王学舎ですが、主軸は「放課後児童クラブ事業」としての子どもの健全育成です。

月曜日~木曜日は、学校の宿題や勉強を行っていますが、金曜日と土曜日は美術の時間を設けています。

山王学舎の前身団体「山王ひなた美術教室」から持っている美術表現のスキルを学びに取り入れ、毎週子ども達と様々なものづくりを行っています。

今回はそんな美術の時間の風景をお伝えします。

金曜日と土曜日の16:30~18:00の90分。

基本的にベースの材料は、画用紙、ダンボール、紙粘土ぐらいのシンプルなもので、作るもののテーマは決めず、子ども達がやりたいことをやってもらっています。

そんな中で、子ども達はとても魅力的な絵や工作物を仕上げてきます。

名ばかりの講師として、わたくし﨑山(通称・しゅうへい先生)も子ども達と一緒に絵を描いたり、工作をしたりしていますが、子ども達の素直な作品たちには毎回勉強させられますし、悔しくも思います。

ちなみに、ぼくがひなた美術教室と山王学舎での仕事の中で作ったものも、少し載せておきます。

「ぼくの絵も見てくれ」という訳ではなく、このブログを読んでいる保護者の方々に少しでも一緒にやっている大人の人柄が伝わればいいな、との思いからです。(↓最下部写真の箱に入っている陶器のバッジは、山王学舎で関わらせてもらっている陶芸家・楠原彰径先生が作っています。)

まだまだ紹介したい子ども達の作品はたくさんありますが、今回はこの辺で。

山王学舎でのこの美術の時間を通して、子ども達が少しでも美術に興味を持ってくれたらなと思います。

そして、多感な時期の子ども達が美術に興味を持ってくれるよう、講師たちも日々知識と技術を磨いていきますので、何卒よろしくお願いいたします。

参加希望の方は、事前に電話orメールで連絡いただけるとありがたいです。

ご連絡どしどしお待ちしております。

 

 

 

 

2月16日に行われた学び舎たき火の会の様子をお伝えします。

火を学び、火をおこし、火を体験するこのイベント。

前回は大雨の為、やむなく中止となり、今回もまさかのあいにくのお天気。

ですが、天気予報を裏切りどうにか小雨程度で収まってくれたので、今回は山王学舎で小さなたき火の会を行いました。

たき火を始める前に、まずはたき火講師・岡本先生による火の講座。

人と火の関りの歴史、火の効果、危険性、僕らがどれだけ火に恩恵を受けて生活しているかを丁寧に説明してくれました。

そして、火を起こしすい薪の組み方、たき火の際に役立つ道具の説明を受け、いざ実践へ。

今回は山王学舎前の狭いスペースのみで行ったので、小さな火を起こしてもらいました。

始めのうちはたくさんの煙が上がっていたので、子ども達は目が痛いと大騒ぎ。

ですが、なかなか火と接する機会がない子ども達は、マッチの取り合いになる程、みんな積極的に火起こしを楽しんでいる様子でした。

薪にただ火をつけるだけではすぐに消えてしまう事や、薪の組み方や手順が大事だということを理解できたと思います。

そして、じっくり火の起こし方を学んだ後は、いよいよ焼きタイム。

山王学舎で準備した肉串や、各々の家族で持参した食材を豪快に焼き上げました。

この日は、写真では伝わらないとても寒い夜でした。

始めはみんなぶるぶる震えながら火起こしをしていましたが、火があがり、食材を投入することで、からだも心も温まることができたと思います。

そして火のおかげで、子ども達、大人達の良い表情もたくさん見ることができました。

火を囲んでの家族団らんの風景はとても楽しそうで、とてもうらやましく思いました。

急遽、山王学舎前での小規模なたき火の会に変更になったにも関わらず、快くご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

次回は今年度最後のたき火の会。

奈多海岸で大きな大きな火を起こし、山下洋輔ピアノ炎上ばりの煌びやかなたき火の会にできたらなと思います。

開催日は3月15日(日)。

詳細が気になる方は、山王学舎までお電話orメールで気軽にお問い合わせください。

ご予約どしどしお待ちしております。

*今回写真を撮ってくれた花田智浩さん、岡本明久先生、ありがとうございました。

 

2月15日(土)に行われた子ども食堂の様子をお伝えします。

メニューはカレーライス。

同時開催の寄付酒場用の看板は、今回も子ども達がペイントしてくれ、とても良い入口が仕上がりました。

そして、カレーの求心力なのかたまたまなのか、今回は過去最高の動員数となりました。

それもあってキッチンはいつも以上にばたついていて、せっかく子ども食堂に足を運んでいただいたのに、席がなかったり、お待たせしたり。

そんな中、お客さんとして来てくれていた保護者の方々がお手伝いで入ってくれたので、どうにか乗り切ることができました。

自分の要領の悪さを反省しつつ、本当に本当に助かりました。

みなさん、本当にありがとうございました。

お手伝いしてくれた上で、写真のような笑顔。

とても感謝しております。

そして、保護者の憩いの場、真剣な話し合いの場としての活用も徐々に広まりつつある寄付酒場。

とても嬉しく思います。

子ども食堂と寄付酒場、子どもも大人も過ごしやすい場所となるよう精進いたしますので、何卒よろしくお願いいたします。

次回の開催は2月22日(土)、メニューは「チキンカツ定食」です。

ご予約どしどしお待ちしております。

今回、写真を撮ってくれた岡本先生、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

2月15日(土)に行われた学び舎子ども読書の会の様子をお伝えします。

今回のテーマは「こわい話」。

「意味が分かると怖い話」というのが小学生の間では流行っているようで、子ども達からよく聞かされます。

昔は学校の怪談等も流行っていたし、お化け屋敷も年々進化し続けているようだし、好みはあれど子どもも大人もなにかとこわい事には惹かれるのでしょう。

ぼくはビビりなので子どもの頃から霊的な肝試し遊びは嫌いですが、今回の子ども達はとてもわくわくすると話していました。

それだからなのか本を夢中に読んでいる様子で、こわい話の引力を感じることができました。

そして、午後は読書感想画へ。

みんなでこわい話のうんちく話で盛り上がっているうちに、感想画ではなく自分がこわいとイメージするものを描いてみようという事になりました。

女の子が描いた絵はとても可愛らしく見えますが、本人曰く牙やツノが怖いようです。

その他には、みんなで一枚の画用紙に怖いと思う抽象的なイメージを描き込んでみました。

いろんな種類の黒ペンで執拗に描き込んだので、確かに穏やかではない仕上がりに。

少し不安にさせる感じと可愛さの塩梅がとてもいいなあと思いました。

今回もみんなお疲れ様でした。

次回の2月22日(土)も、なんでこわさに惹かれてしまうのか、みんなで一緒に考えましょう。

ご予約どしどしお待ちしております。

 

 

2月8日(土)~9日(日)にかけて行われた学び舎お泊り読書会の様子をお伝えします。

今回は新規の子ども達が多く参加してくれました。

博多区だけでなく、遠い所からわざわざ足を運んでくれたご家族が多かったので、とても嬉しく思います。

まずは、みんなで夕飯のカレーを食べました。

初対面同士でまだ緊張していましたが、同じテーブルを囲むことで徐々に話がはずんでいっている様子でした。

食後にようやく読書タイム。

自己紹介も兼ねて、それぞれが持ってきた本を紹介してもらいました。

全員恥ずかしがらず、笑顔でしっかり話していたので、とても良い空気が出来てきていました。

お泊り読書会では、福岡子ども専門学校や、佐賀大の学生達に毎回お手伝いをお願いしているのですが、子ども達ともすぐ打ち解け、一緒にのんびりと読書を楽しんでいました。

そして、子ども達にはやはり屋根裏部屋が人気で、今回も密集率が高めでした。

でも、なかなか読書への集中力が持たず、中盤はみんな揃ってお絵描きタイムへ。

読書をしてもらいたい気持ちもありましたが、みんな楽しそうにしているし、これで仲が深まるなら良いのかな、と。

そうこうしているうちに、22時の消灯時間。

電気が消えて少し落ち着いた子ども達は、ランタンの灯りをたよりに、再び本に向かってくれました。

もちろん興奮冷めやらぬまま本に気が向かない子達もいましたが、その子達はその子達同士で、小声でおしゃべりを楽しんでいました。

24時過ぎには静まり返っていた様子でしたが、果たして何時まで夜更かしをしていたのか。

そして、翌日。

まだまだ薄暗い時間からバヤ先生は朝食の準備をしてくれていました。

その音と匂いにつられてか、子ども達も続々と起床。

3時まで起きていたんだよ、と声高らかに報告してくる子数名。

夜更かしした子も、早く寝た子も、みんな寝起きと同時に元気いっぱいで、朝食時間まで読書や人生ゲームをして過ごしていました。

朝食は、カレーうどん。

朝から重くないかな、とバヤ先生は心配していましたが、みんな残さず食べてくれていました。

ご参加いただいたみなさん、今回もありがとうございました。

みんなお利口さんで、良い空気のままイベントを終えることができたと思います。

新しい本やお友達との出会いが生まれ、この日の体験が日常生活にも良い影響を与えることができれば嬉しく思います。

次回は年度末最後のお泊り読書会、3月7日の開催となります。

ご予約どしどしお待ちしております。

 

 

2月6日(木)、特定非営利活動法人山王学舎は、令和元年度第26回「公益財団法人大和証券福祉財団ボランティア助成」の贈呈式に参加してまいりました。
代表理事の成田鐘哲が出席し、福岡県内の他5団体と一緒に大和証券福祉財団事務長、大和証券福岡支店長臨席のもと贈呈書をいただきました。

山王学舎では、この助成によって施設の改善を図ってまいります。

具体的には子ども食堂の調理するテーブルの板面をステンレスに変えたり(料理教室のような清潔な感じ)、2階の壁面を一面大きな黒板にして、子ども達も先生たちも一緒に難しい問題を解きあったりする学習面の向上を図ります。

それにしても山王学舎の代表は悪そうな…。支店長よりもお辞儀が足りていません。

 

このような助成をいただき、心から感謝申し上げます。

しっかりとこの応援を形に変え、子ども達の健全育成に努めてまいります。

今年で3年目の山王学舎、これからどのように進化していくのか、スタッフのぼくもとても楽しみです。

今後とも何卒よろしくお願いいたします。

 

 

1月26日(日)に行われた学び舎子ども料理教室の様子をお伝えします。

今回は、ミスタードーナツのチョコファッションを再現してみようという目標で始まりました。

みんなヤル気満々の様子で、バヤ先生の注意事項もしっかり聞いていました。

恒例の4グループ制、調理・工作のローテーション。

早速、一階と二階に分かれ、調理と工作を始めました。

工作では、ドーナッツケース制作。

辻先生がその場で、取っ手付きケースをデザインし、画用紙のサイズに合った型紙を作ってくれました。

こういう即興性にぼくはすごく憧れます。

辻オリジナルの他には、三角パック等も作りました。

そして、一階の調理場ではドーナツの型が続々と完成。

工作のテンションを引き継いだまま行ったからか、小さな粒を合わせた粘土工作的なドーナツも登場。(残念ながら揚げる際にバラけて天カスみたいになっていましたが。)

オールドファッションの他に、豆腐ドーナッツ作りも。

みんなスプーンを器用に使い、生地を丸めていました。

そして、チョコ。

今回のテーマの肝心のチョコ。

こちらもみんな一生懸命練り上げていました。

こうしてチョコファッション、豆腐ドーナッツが完成。

作ったケースに入れ、みんなでいただきました。

今回も料理から工作まで、みんなお疲れさまでした。

自分で作ったドーナッツは格別の美味しさだっただろうし、オリジナルケースに入れたドーナッツを頬張る姿は、そこら辺のお洒落な大人達よりも一段とイケていたと思います。

家族へのおみやげとしても、沢山持ち帰ってくれていたので良かったです。

次回は2月23日(日)、テーマは「スープ」です。

空席残り僅かですが、ご予約お待ちしております。

 

 

 

1月25日(土)に行われた子ども食堂の様子をお伝えします。

メニューは「さば味噌煮定食」でした。

今回も大人へ向けた「寄付酒場」を同時開催したので、その案内用に入口をペイント。

子ども読書の会に参加していた男子が手伝ってくれました。

ぼくには描けない書体とやさしいイラストで彩ってくれ、とても良い入り口になりました。

お手伝いありがとう。

子どもに寄付と書かせると少しあざといなと感じてしまいましたが、寄付酒場という名前は大人のみなさんへ分かりやすく伝えるためでけであって、大人たちにも楽しんでもらいたいという心持ちで行っていますので、どうかご容赦下さい。

今回は雨だったことや、インフルエンザが流行中のこともあってか、普段よりは客足少ない子ども食堂となりました。

とは言っても、ひとりひとりがパワフルな常連の子ども達なので、山王学舎内で響きわたる音量は普段通りだったように感じます。

メニューのさば味噌煮は思いのほか子ども達にも好評でした。

今回も大人数分の定食を用意してくれた青山さん、川原さんありがとうございました。

肝心のさば味噌の写真を撮り忘れてしみましたが、その他に作ってくれたロールキャベツもとても美味しかったです。

そして、福岡子ども専門学校の生徒さんのみなさんも、2週連続でのお手伝いありがとうございました。

やさしいお姉さん、お兄さん達と話している子ども達からは、普段と違った一面が垣間見えるので、密かに楽しみつつ勉強にもなっています。

次回はお客さんとしても、また遊びにいらしてください。

次回の子ども食堂・寄付酒場は、2月15日(土)、メニューはカレーライスです。

どしどしご予約お待ちしております。