引き続き山王学舎施設の紹介で、1階部分の印象的なところをご紹介します。

 1階部分は、子ども食堂兼、後日地域の皆様が集う食堂事業も検討していますので、厨房施設を整えたものとなっています。キリンは何ですって?飾りです(笑)。照明も良い感じに下がってくれています。

 学舎奥には大きなテーブルと、据え付けの下がり棚を準備しました。お皿や茶わん、グラスなど食堂事業には必須の機材が入る予定です。

 山王学舎は、博多駅南6丁目にある棟続きの2階建てのテナントを改修しています。とても古い木造家屋の風情も残せるところは残しながら、なるべく木の風合いを生かしたつくりを目指しました。その先はきっと子どもたちが作り上げていくでしょう!

 山王学舎ってどんなところで、子どもたちや地域の人たちが名にする所なの?という声が聞こえてきそうです。それだけまだ私達もご案内する形が整っていませんね。広くお伝えする為に、本日より少しずつ山王学舎施設の紹介をしたいと思います。

 大きく分けて1階は子ども食堂や今後食堂事業を行う為のスペース。2階は、子どもたちが自学の学びや美術制作、そしてみんなで遊ぶ居場所としての機能を持たせたスペースです。

子どもたちの学びの為のスペースですから、ドリルを小学校各学年取り揃えています。

 文机やちゃぶ台は、今新しく立ち上がった施設なので、大テーブルが間に合っておりません。スタッフの私物なんですが良いでしょう?

 そして3階?屋根裏部屋もあるのです。ここは大人は入れない子どもたちだけの部屋としてのスペースです。どうです?子どもでなくとも大人もワクワクする仕組みとなっています。これからたくさん集う人たちが、少しずつ自分のカラーを持ち寄って、山王学舎を作り上げて頂ければと考えています。

この階段の先に…

子どもたちの秘密基地ですね!

 

 

本日より皆様に向けて、ご挨拶させて頂きます。

特定非営利活動法人山王学舎の代表理事成田鐘哲(なりたしょうてつ)です。

この度、福岡市博多区博多駅南6丁目5-2のテナントを改修し、「山王学舎」を開校します。山王学舎は広く子どもたち(小学生や中学生も含みます)の放課後の居場所として開設するものです。

福岡市では、小学校の学童(放課後児童クラブ)として留守家庭子供会が福岡市より委託を受けて各小学校区に開設されています。しかしながら受け入れの学年が全学年に広がり、既存の施設だけでは受け入れが難しくなっているのが現状です。
そうした状況の中、前身団体の山王ひなた美術教室から地域の子どもたちの受け入れを行ってきた私たちは、家でもない、学校でもない、第3の居場所として「山王学舎」を始めることにしました。山王学舎があることで、今までの留守家庭子供会の受け入れの軽減にもつながるでしょうし、子どもたちにとっても少人数の過ごせる放課後は、健全な発育発達に繋がるのではないでしょうか。

私達の山王学舎は、大きく3つの事業を柱に、様々な子どもの健全育成を行います。

①放課後児童クラブとしての居場所事業

②子ども達の自学の習慣化

③子ども食堂

上記の事業を重ね合わせながら地域の方々、ボランティアの方々、そして私たちが子どもを見守る新しい地域の形を作りたいと願っています。

皆様どうぞよろしくお願い致します。

 

特定非営利活動法人山王学舎

代表理事

成田鐘哲