6月の開催からだいぶ日が空きましたが、久しぶりにお泊り読書会が実施されました!

長崎県松浦市福島町にある旧養源小学校に読書好き⁉キャンプ好き⁉が集まってくれました。今回の読書テーマは「家族」です。なかなか重いテーマだったり考えさせるテーマですが、みんなはどんな本を持ってきたかな?

まずは自己紹介を兼ねた本の紹介です。みんなそれぞれテーマをもとにいろんな本を持ち寄ってくれました。ちなみに先生が持参した「家族」テーマの本は梁石日の「血と骨」でした(;^_^A。ちょっときつい表現が多い作品ですが生命力みなぎる描写が特徴なので、頑張って読み切りたいと思います。

本の紹介が終わったら自分のテントサイトの準備を終えて、さっそく読書スタートです!子ども達は夜更かしも楽しみなのでたくさん本を持ってきていました( ´∀` )

晩御飯はみんなで仲良く( ´∀` )。

翌日もみんな食べる食べる( ´∀` )

翌日はみんな夜更かししてでも読み終わった自分の持参本を、みんなに絶賛アピールするために読書感想画に挑戦しました。そしてそれぞれが発表タイムで自分の本と感想画について紹介してくれました。

最後はみんなで記念撮影。予約された方に欠席連絡が多くて残念でしたが、集まったみんなは大満足でまた来たい!とのこと。

特に長崎の子どもも福岡の子どもも旧養源小学校に入ったとたんに、同じ学校の同級生?と間違えるくらいの中の良さでした。

次回は10月にお泊り読書会は開催されます。皆さん興味のお持ちの方は是非ご参加ご予約頂きたいと思います。

福岡県共同募金会と福岡市NPO活動推進補助金のご支援を頂いて、山王学舎に来ているまたはコロナ禍によって大勢の子どもがいる居場所に通えなくなった子どもを対象に、「遠隔(リモート)授業を取り入れた新しい子どもの居場所事業」を始めました。子ども達の中にはデジタルデバイスに不慣れな子どももいます。この機会に新しいつながりを生かして、学びに役立てようとするチャンスかもしれません。それは私たち団体にとっても今の状況下で子ども達とどのような形で接していくのか模索して導き出す時期でもあります。

遠隔(リモート)授業は、現役の大学生のサポート先生とつながることで、学校に通えていなかった時期を埋めるようにわからないところを聞いてみたり、常時オンラインシステムを繋げておくことで安心したりする子ども達もいます。案外そこに先生と繋がっているだけで充足した時間が過ごせているのかもしれません。

また、低学年や小学生の子ども達は、新しいつながりを楽しみながらやすやすと環境を受け入れてくれているようでした。時には居場所に直接来て過ごしたり、体調がすぐれない時や感染状況が悪化した時に備えて、今は慣れていく時期なのかもしれません。

山王学舎の新しい子ども達への取り組み、仕組みの構築に向けてご支援頂いた福岡県共同募金会(赤い羽根)様、福岡市にあらためて感謝申し上げます。そしてこの取り組みが地域の子ども達に資するものになるよう努めたいと思います。

12月に入った途端、冬っぽくなりました。小学校では風邪やインフルエンザが大流行中のようです。手洗い・うがい、こまめな換気と水分補給を心がけて冬も楽しく元気に過ごしたいですね。

さて、今月のイベントが、山王学舎の黒板にまとまりましたのでご報告です。修平先生お手製の、壊雲体のようなフォントがいい味出してます。どれも事前の申し込みが必要です。気になるものがあればお気軽に、メールかお電話(092-515-8752)へ、お問い合わせください。

 

7月28日(日)に行われた学び舎子ども料理教室の様子をお伝えします。

今回のテーマは「甘いもの」ということで、チーズケーキを作ることにしました。

毎回大盛況の料理教室。今回もキャパぎりぎりの人数の子どもたちが集まってくれました。

人数が多く、焼き時間も長いので時間を持て余してしまうと思い、4グループに調理と工作のローテーションを組みました。1階の調理場では本物のケーキ作りを、2階では工作好きな先生たちと偽物の画用紙ケーキを作ってもらいました。

まずは、1階の調理チームの様子から。

そして2階の工作チーム。

工作・料理ともに、子どもたちは一生懸命取り組んでくれたので、素敵なケーキたちが仕上がりました。

チーズケーキが完成してこれで終わり!かと思いきや、サービス精神旺盛なバヤ先生が「チーズケーキだけでは物足りないのでは」と気を利かせ、急きょパフェづくりも追加してくれました。

食べたことはあっても、実際にケーキを作ったことがある子は少なかったようです。「こうやって作るのか」と行程をしっかり確認しながら、調理に臨んでいる姿が印象的でした。バヤ先生が途中途中で、泡立て方や温度などでも味が変わってくると子ども達にアドバイスしていたので、お菓子作りは意外と難しく繊細なんだと知れたのではないかと思います。

ご参加ありがとうござました。

次回のテーマは「スタミナ」です。すでに満席が近づいているので、参加ご希望の方はお早目のご予約をお願いいたします。

7月5日(土)は、学び舎お泊り読書会でした。

19:00に集合し、翌日10:00まで山王学舎に泊まり、読書を思う存分楽しむイベントです。

第一回目が盛況だったおかげで、今回も多くの子ども達が参加してくれました。

そして、福岡子ども専門学校の生徒さん2人が今回もお手伝いで参加してくれました。

平日の放課後児童クラブの時間は、男性の先生中心の山王学舎ですが、お泊り会では毎回女性の先生も加わり男臭くない編成となっております。

 

では、当日の様子をお伝えします。

19時に集合して一息ついた後、まずはみんなで夕飯。

バヤ先生がカレーライスを作ってくれました。

そして、食後はいよいよ読書タイム。

まずは自己紹介も兼ねて、各々持ってきた本を紹介し合いました。

そして、バヤ先生の読み聞かせタイム。

低学年の子達は食い入るようにバヤ先生の読み聞かせを聞いていましたが、高学年の子達はその横ですかさず自分の本を読み始めていました。

そして、それぞれの読書タイムへ。

読書に飽きた子達は、一旦お絵描きタイム。

そして、消灯時間が近づいてくるとそれぞれ寝床確保。

寝袋とランタンを渡し、好きな場所で寝てもらいます。

男の子達には机の下が人気なようです。

そして、22:00消灯。

消灯後は、ランタンの灯りで読書をしてもらっています。

前回は消灯しても落ち着かず、部屋の中を歩き回っていたり、騒ぎ出す子もいたりと、落ち着かせるまでになかなか大変でしたが、今回は高学年の子が多かったせいか、思っていたよりも落ち着いて読書に臨んでくれていました。

たまのお泊りとなったら子ども達が興奮するのは当たり前だと思うので、多少はしょうがないと思っていますが、落ち着いて読書できる雰囲気づくりはスタッフ達でもっと頑張らねばな、と思いました。

とは言うものの、夜が更けてくると何人かは寝だし、自然と静かになっていく子ども達。

「今日は絶対寝ないよ。」、「先に寝たら負けね。」と寝ない宣言をしていた子ども達もいつの間にか力尽きていっていました。

そして、翌朝。

子ども達の朝は早く5時過ぎから起き出す子もいたので、スタッフ達も目覚ましアラームを聞くことなく起きることが出来ました。

朝食はシンプルにご飯、みそ汁、きんぴらごぼう、味のり。

みんな朝から元気よく、しっかり完食してくれていました。

今回参加いただいた子ども達、なかなか寝ないとは書きましたが、言うほど手を焼くことなく、スタッフ共々楽しい時間が過ごせたと思っているので、またの参加お待ちしております。

もちろん新規の子ども達も。

人気イベントなのでご予約はお早めに。

宜しくお願い致します。

6月8日~9日(土)に行われた今年度からの新イベント、『学び舎お泊り子ども読書会』の様子をお伝えします。

読書経験が少ない子ども達でもじっくりと本と向き合えるよう、子ども達が大好きな「みんなと一緒にお泊り」の特別な体験と合わせて、自分が読みたい本や出会いたい本を1日かけて読み通す、読書を通じた宿泊体験イベントです。司書資格を持つ講師と参加者のお互いが自分のおすすめの本を紹介しあったり、読んだ本の感想や絵を描く、複合的な読書体験を行います。

今回が第1回目ということで参加者がちゃんと集まるのか不安でしたが、フリーペーパーの広告で知っていただき遠い地区から参加してくれたお子さんも多くいたので、有難いことに満員御礼となりました。

19時に集合し、まずはみんなで夕食。

読み聞かせも行ってくれるバヤ先生が作った豚丼定食を、子ども達は好き嫌いせずたくさん食べてくれていました。

そして、食後に始まりの会。

みんなで持参した本を紹介し合った後は、いよいよ読書時間のスタート。

落ち着かずうろちょろする子、陣地を作り出す子、眠くなったと言う子、とスタート直後の子ども達はそれぞれ興奮気味でどうなることやらと心配でしたが、一息ついたあとは少しずつ本に向かうようになってくれました。

初めて山王学舎に来る子もたくさんいましたし、ましてや同世代の子達でお泊りなのでそりゃあ興奮するよなぁと見守っていたのですが、どうにか読書に落ち着いてくれて良かったです。

逆に寂しいと帰りたがったり、孤立している子がいなかったので、最初のみんなでの興奮はきっと必要だったのでしょう、と思っています。

そして22:00の消灯後は、子ども達にランタンを渡し、読書を続けたい子は心のおもむくままに読書を、眠たい子は就寝、という形をとったのですが、やはりすぐに寝る子はいず、それぞれ読書の世界に浸ってくれていました。

しかし、読書の世界、睡魔と共に夢の世界へトリップできず、現実世界で遊び続ける子もちらほらいたので、それは我々ツアーコンダクターの今後の課題だなぁと思いました。

とは言うものの、そんな眠れない子ども達には読み聞かせを行なったり、他愛もない話をしたりと、積極的に子ども達と接してくれたバヤ先生、そして臨時スタッフとして入ってくれた子ども専門学校の生徒さん達のおかげで、子ども達も楽しい時間を過ごせたのではないかと思っています。

そして翌日、早朝から元気な子ども達と昨夜の思い出を語り合いながら朝食を食べ、お迎えのお母さん、お父さんと楽しそうに帰っていきました。

たまの夜更かし、友との語らいを通じて、少しでも本が好きになってくれたら嬉しいです。

次回は7月6日(土)、読書好きなお子さん達、ご予約お待ちしております。

 

 

 

山王学舎では毎月日曜日に料理教室を行います。第1回目は5月19日(日)!対象は小・中学生の皆さん。昨年度も本当にたくさんのお友だちに来ていただきました。今回も混雑が予想されますので、テーマを見ながら、希望する月がありましたら早めのご予約をお願いいたします。

参加費は1,000円、三角巾とエプロン、お茶入りの水筒をご持参ください。衛生面から、前日に爪を切ってきていただけばと思います。

お問い合わせはお電話(092-515-8752)メールにて。お電話は15時以降でしたら繋がりやすいと思います。皆さんと会えるのを楽しみにしていますよ~

 

 

山王学舎では毎月2回土曜日、子ども食堂を開催しています。

 

時間は18:00~21:00(20時以降は保護者同伴の利用のみOK!)、献立はカレーとから揚げ定食を軸に隔週でいろんなメニューを提供します。子どもは全員無料、大人は300円。お替わりは何度でも自由です。食事を終えたあとはみんなでゲームや歓談の時間を楽しみます。「食べる」に参加してくれる方、「お手伝い」に参加してくれる方、「食材提供」で応援してくれる方。どんな方でもお待ちしております。

お問い合わせ、参加申し込みはお電話(092-515-8752)メールにて。スタッフ一同お待ちしております。

3月17日(日)は本年度最後の「スタッフ・保護者の支援向上研修」が山王学舎終了後に行われました。今月は、春住小学校PTA会長でもあり、光薫寺住職の小林信翠さんを講師としてお迎えし、地域の子ども支援や光薫寺の取り組みを熱く語っていただきました。その中で山王学舎はどのような取り組みが可能か、そして地域に開けたお寺を目指している光薫寺とどのような協働ができるか話し合いました。

ちなみに小林信翠住職は、代表理事の成田鐘哲と保育園時代の同級生の間柄なんです( ´∀` )。地域の縁・縁起を感じますね。

今回の講演の舞台は、光薫寺で行いました。20年前より「寺子屋」として、子どもたちの長期休みでは様々なイベントと学習支援を行っていることをご案内いただきました。

そして今一番熱く取り組んでいる「SDGs」の仕組みについてお話しいただきました。「持続可能な開発目標」として国連が掲げた2030年までの開発目標が以下にお寺の取り組みや仏教の取り組みとつながっていることをやさしくお話しいただきました。

地域に根ざす子どもへの取り組みや市民への取り組みの先達として、知見に富んだお話をたくさんいただきました。その中で山王学舎が取り組めることや地域になかでの立場が少しずつ見えた気がします。

本年度の「スタッフ・保護者の支援向上研修」話を今回が最終回となります。来年度も学び続けるスタッフ・講師として様々な先生方をお呼びし、そのつながりが次のつながりになることを期待して取り組んでまいります。

山王学舎に待望の文学全集が届きました!

飯塚市に在住のI様より児童文学全集寄付の申し出があり、お話を伺うと、御自身が親しんだ本達を出来れば今の子どもたちにも読んでほしいし、そのきっかけで読書が増える機会を作ってほしいお気持ちでした。

鐘哲先生と修平先生の2人でご自宅に伺うと、大切に保管された本達が待っていました!小学館の「少年少女世界の名作」がずらりと並んでいました。そして「原色日本の美術」シリーズが鎮座しており、とても保存状態も良いものでした。山王学舎に携わる人は、美術を生業にしている方々が多いので、これはうれしい!

子ども達も今日山王学舎に来たらびっくりするだろうなと今からワクワクしています( ´∀` )。

壮観ですね!今後本棚を大急ぎで拡充しないといけないですね。これだけの本は、子ども達だけでなく、先生たちも喜ぶだけのものを含んでいます。鐘哲先生は、「隊長ブーリバ」が好きでしたね。勇ましくもちょっと物悲しいお話で一気に読んだ覚えがありますね。

さあ、今日から読書月間?ですかね。