山王学舎の宮本です。
気温が低い日もだいぶすくなってきました。これからは一雨ごとに暖かくなり、春に向かうんでしょう。梅や桜が咲くのが待ち遠しいです。

さて、山王学舎では新規児童さんを募集いたします。
対象は小学生以上。校区や家庭の状況など条件はありません。

 4月からの入会者は、チラシ内のキャンペーン金額が適用になりますので週5日27,000円→9,000円です。なんと1/3の料金!お試し期間として考えていただければ。

おもしろそうだなと思ったら、まずは参加してみてください。見学・体験はいつでも受け付けています。内容が気になる方は、お電話かメールでご連絡をくれるだけでも大丈夫ですよ。何でもお答えいたします。

山王学舎は最大でも児童数19名までの少人数制。今日は何かいいことがあったかな、なんだか元気がないな、お友だちとどんなことを話して、なにに興味を持っているかななど、スタッフが子どもたち一人ひとりをしっかり見守れるよう環境を整えています。

自分で学ぶ力がつくように、毎日学習する時間を作っています。宿題をしたり興味のあることを調べたり。お友だち同士で教えあうのも先生にわからないところを聞くのもOKです。

週末にはいろんなイベントを準備しています。好きな本を持ち寄って一日中読書をする「読書の会」。お料理上手なバヤ先生に季節にあったレシピを習う「料理教室」。

心細いなー…と思ったらお友だちと一緒でも大丈夫です。

どのイベントの参加からでも大歓迎です。ぜひ山王学舎に遊びにきてくださいね。

 

 

27日、日曜日は学び舎子ども料理教室でした。

今回のテーマは「さかな」。

生魚の感触と、解体してみると意外とグロテスクな内臓も見て触って体感してほしい、というバヤ先生の思いから、今回はアジの三枚おろしをする事になりました。

今回も満員御礼の料理教室。

キッチンは気合いの入ったエプロン・三角巾姿の子ども達でいっぱいになりました。

バヤ先生の始まりのあいさつの後は、早速調理開始。

頭を切り落とし、うろこ、ゼイゴ(尾の近くにあるあじ特有のウロコ)を削ぎ、内臓を取り出し、三枚におろしていく。

文章にするとシンプルですが、実際の作業はなかなか難しそうでした。

ですが、子ども達はバヤさんの説明と指導をしっかり聞き、黙々と綺麗に三枚におろしていました。そして、三枚におろした後も、ピンセットで一本一本小骨を抜く所まで抜かりなく。

手の空いた子は、キャベツの千切りをする等、流れるように調理が進んでゆき、あっという間にアジフライが完成していきました。

参加した低学年の子に話を聞くと、最初は気持ち悪かったし、骨を切る力加減に苦労したけど、すぐ慣れたし、おろす時も身を切り過ぎないようにしっかり包丁を使えた、と100点満点の回答が返ってきてとても驚きました。

子ども達が作ったアジフライを味見させてもらったのですが、新鮮揚げたてだからこそ市販の物よりも身がふわふわで、とても美味しかったです。

試食後は、今日一日のレポートを書いてもらい、発表までしてくれました。

レポートを書くと言い出した時はブーイングの嵐でしたが、何だかんだで書き始めると、みんな黙々と丁寧に書いてくれ、今日一日のことがしっかり頭に入っているのだなと、とても感心しました。

レポート後は、さかなカルタで大盛り上がりし、魚尽くしの料理教室でした。

ちなみに後日談ですが、今回参加してくれた子がお家でもアジを三枚におろし、お父さんにアジフライを作ってあげたというお話を聞かせてもらいました。

あの短時間で自分のモノにしてしまう子ども達、とても素晴らしいですね。

次回は、2月24日、テーマは「野菜」です。

ご参加お待ちしております。

特定非営利活動法人山王学舎では、スタッフやお手伝いいただいている保護者の方たちに向けて、個人個人の資質だけに任せて、子ども達への接し方やサポートをするのではなく、自分達自身も学び続けなくてはいけないと思い、外部の先生をお呼びしての第2回「支援向上研修」を1月20日に開催しました。

久留米大学大学院博士課程に在籍している張友樹先生(画面最奥のパソコンを扱っている人)をお呼びして、久留米の放課後児童クラブの現状や子どもに対する地域の取り組み、子ども食堂、そして張先生自らが運営している「パルキッズくるめ」の取り組みを紹介してくださいました。

「パルキッズくるめ」は、久留米大学法学部の学生が中心となって、地域の小学生と一緒に様々な取り組みを行う団体です。一緒に川遊びをしたり、子どもたちの自学の習慣をサポートしたり、そして地域の子どもたちが将来の夢の中に自分たちと同じような取り組みや大学生として育っていくように、子どもと共に過ごされている団体です。

違う地域ながら、事前に話し合っていたこともあり、大変濃い内容のお話をお聞きすることが出来ました。張先生が、私たちの取り組みを前もってお話の中にフィードバックしてくれたからだと感じました。

そして様々な団体や活動が抱える悩みをお聞きして、普段表には出てこない、非営利活動の難しさややりがいを再確認することが出来ました。

そして、お話を通じて決して使命感だけでなく、参加者自身、サポーター自身が楽しむことの大切さと一緒に成長し経験を頂く事の大切さを学ぶことが出来ました。支援する側にありがちな高所からの支援を暗に戒める含蓄のある提言でした。

私たちも気持ちの中にそのようなものが無かったとは言い切れません。本当に今回の研修で考え直させるきっかけをたくさんいただきました!これからも良いお付き合いが出来ると確信しました!張友樹先生、パルキッズくるめの皆様、有難うございました。

 

次回の講演研修は、「子どもたちの造形」にスポットを当てたお話しです。楽しみですね。

すっかり投稿の順序が逆さまになったりしましたが、11月に行われた「第2回学び舎子ども料理教室」の様子を紹介したいと思います。11月のテーマは、「博多」ということで、がめ煮やラーメンや諤々と意見は出ましたが、子ども向け!ということで「うどん」に決定!

前回の評判を聞きつつけて、前にも増しての大人数!一人一人の料理が完成できるかな?

先生が、子ども達に分かり易くうどんの作り方を紹介した案内です。ごぼう天うどんです!最後に色を付けるみたいですね。

まずは先生達からの作り方の紹介です。子ども達のエプロン姿が似合ってますね。

先生の言うことをちゃんと聞いて進めないと、うまくいかないことがたくさんあるのが料理です。4時間の長い時間集中してくれると良いですね。

さあ、個々は楽しい時間です。材料をそれぞれボウルに入れてコネコネ。周りはどうかな?自分のはうまくいっているかな?大きいテーブルで料理できるのでみんなでワイワイガヤガヤ。どころではなく!子ども達の声が大きすぎて、「ワーン」と共鳴しています( ´∀` )。

子ども達にたくさんの先生がついてようやく落ち着きました。ふう。

とにかく衛生面には気を使います。気温が寒い冬でも雑菌はお構いなしです。子ども達は嫌がりますが、常に手洗い・消毒です。

大分うどんの生地らしくなってきました。後半はこの生地を、包丁を使ってうどん麵にしていきます。

少しひと段落しての休憩。お菓子を食べながらお休みするかと思ったら、すぐさま子ども達で遊びを作り出します。

さあ、うどんも切り出して、器も用意して、本日は焼きあご出しを中心とした御出汁です。風味が効いていて、横でも薫り高くおいしそうです。

うどんの他に、さらにかしわおにぎり!もついてきました。ますます博多らしさですね。

みんなで手を合わせて「頂きまーす」。

自分で作ったうどんはどうかな?先生達は本当においしくてびっくりでした。どうしても自宅だと、出来合いのうどんになりがちですが、調理方法やおいしさを知ることは、きっと大人になった時思い出していくことでしょう。

本当に楽しかったですね!次は12月!クリスマスをテーマとした子ども料理教室です。いったいどんな料理を作るのか楽しみですね!

11月18日(日)17:30より山王学舎では、「スタッフの資質向上の為の研修会」として第1回の講演会を開催しました。第1回の先生は、福岡市の日本語指導員を現在勤めている田中木美先生をお呼びしての研修会となりました。

プロジェクターで是非、これまでの取り組みを紹介したいとのことで、協力団体の山王ひなた美術教室のスクリーンをお借りしての開催となりました。

田中木美先生(画面最奥の方)は、長きにわたって福岡市の教員を務めた後、日本語指導員研修を経て、多文化の子ども達が福岡で学ぶ上で必要な日本語の習得と学習のサポートを行っています。
そのような御自身の取り組みの経験をもとに、山王学舎でも今後ますます増えることが間違いない多文化の子ども達の受け入れについて、必要なサポートや姿勢についてお話しいただきました。

山王学舎のスタッフは、様々な仕事を持つ教員から、大学生まで、属性も経験も様々です。スタッフそれぞれが持っている、子ども達への取り組みの熱意だけでなく、福岡市の子どもたちを取り巻いている現状や、課題について共有することが出来ました。自分たちの経験だけで接するのではなく、違う指導現場から見える子どもたちの姿から、私たち山王学舎に必要な子ども達へのサポート体制を考える良い研修会となりました。

山王学舎の「スタッフの資質向上の為の研修会」はこれから来年3月まで計3回開催されます。私たちスタッフだけでなく、地域の子ども達の健全育成の為に開かれている学び舎ですので、子どもの教育や育成に関わっている方、保護者の方、校区の先生方も是非参加はご自由ですのでご検討ください。

次回は2019年1月を予定しています。久留米の学童を中心に子どもの健全育成に携わっている先生をお呼びしての研修を開催する予定です。

子ども達が放課後に集まっての「自学の習慣化」事業も、子ども達が増えてきて毎日が順調に進み始めました。子ども達それぞれの性質を把握しながらの取り組みで、一人で勉強したい子どもや、みんなでワイワイしたい子、先生にアドバイスが欲しい子など様々です。

昔ながらのちゃぶ台で先生とマンツーマンで宿題に取り組んでいます。うらやましいですね。最近の学童は、受け入れ児童の枠を全学年まで広げているので、出来るだけ山王学舎では、先生と子どもの関係をゆったりと静かなものにしていきたいですね。

普段は元気が良い小学三年生も瞬間的に真剣に取り組んでくれています。その後のおやつや遊びが楽しみに頑張っています。

こちらでは、早めに宿題の取り組みが終わった子ども達が、山王学舎にあるテキストを使って、復習や予習を行います。それぞれの学習進度が違うので、子ども達に場所を提供するだけでなく、見守り、アドバイスや学習指導するのも山王学舎の強みです。

 

もしご興味のある保護者の方がいましたら、いつでもお気軽にお電話・メールを頂きたいと思います。

さわやかな秋晴れの中、先日山王学舎の子ども達と一緒に、長崎県松浦市の一泊二日の民泊体験ツアーに行ってきました!山王学舎がある福岡市から長崎県松浦市は、車で2時間強といった距離でしょうか。そのくらい離れると自然が豊かな里山の風景が広がります。海も山もとても近く、昔ながらの里山風景を楽しむには絶好の地域でした。

まずは地域の神社にお参りしました。左に稲荷神社がある珍しい神社でした。

初日の午後は、みかん農家の田中さんの畑にてみかん狩りを楽しみました。田中さんのみかん愛が凄くて、子どもにも真剣に温州みかんの歴史や由来等熱心に話して頂きました!

子どもたちは大喜びでたわわになっているみかんを取っていました。この時まで先生は半信半疑でした。すっぱいやろなと。

取っても取っても一本の木からすべてのみかんを取ることは出来ませんでした。けれどもみんなのかごの中は、いっぱいのみかんです!

試食の時間で、食べてびっくり!ものすごい甘さが口の中に広がります!そのまま食べても、後て頂いたジュースはもっと濃厚でした!糖度計を見ると15度!

お土産にたくさんのみかんを頂きました!田中様ありがとうございます!

みかん狩りのあとは、男の子女の子に分かれて民泊先に向かいました。松浦市は全国に先駆けて、熱心に民泊を推進している地区だそうです。その中でも小学生の民泊は初めてじゃと笑っていました。こちらも何か壊さないかひやひやです…。

お手伝いの気合は人一倍!空回りしないように…。

お父さんお母さんのお手伝いをするの図。

お手伝いしながらおいしそうなものが並ぶの図。

大好きな火おこしの図。民泊先は立派なピザ釜と五右衛門風呂がありました。どちらもお父さんの手作りだそうです。今回は五右衛門風呂を頂きました!気持ち良かったですね( ´∀` )

お風呂から上がると布団も敷かれていて至れり尽くせりです。この後オセロで何連敗したことか。早く寝ましょう。

翌朝は少し冷え込んできましたが、みんなお父さんお母さんと記念撮影。今日は仕事しますよ!

二日目の松浦民泊体験は、山の中腹に作られた、畑の小屋に看板を作る制作です。美術制作なら子供たちと山王学舎にお任せということで、綿密に?話し合いながら子供制作が始まりました!

その後の完成の様子や、11月に「収穫祭」があり、再度松浦市に訪問をするので、その時に再度皆さんに様子をご紹介したいと思います。

山王学舎は、放課後児童クラブとして、学校帰りの子どもを預かる場所ですが、様々な体験や学びも多く取り入れています。その取り組みを応援して下さる自治体や地域の方で成り立っています。是非このような取り組みにお子様も参加されたいとお考えの保護者の皆様、お気軽にご連絡・ご相談ください。

9月より福岡市のNPO活動推進補助金の支援を受けて、山王学舎では「学習と美術」事業が子ども達の放課後で行われています。山王学舎は、美術を専門に収めた大学生やスタッフがいるので、子ども達の主要教科の他に、子ども達のクリエイティブの部分も伸ばしたいと考えています。今は学校の宿題を一生懸命やる子供が多いので、それはそれでよい傾向だと思います。

宿題や学びの範囲で分からない点が出てくれば、一緒にいる先生たちが優しくサポートしてくれます。小学校や中学校の先生というよりも、ちょっと上のお兄さんお姉さんといったところでしょうか?

出来るだけ子供たちの自主性を重んじて山王学舎を運営していますが、時には子ども達は悪ノリしますよね(笑)。そんな時は先生達もちょっと怖いです。メリハリをつけないとですね。スタッフの中には、福岡市の放課後子ども広場(わいわい)も手伝っているお兄さんがいるので、子ども達のことは良く分かっていますね。

山王学舎では、同じ学年の子もいますが、小学1年生から中学生まで、学齢は様々です。しかしそれをメリットと考えて、子ども達同士の学び合いや話し合いを重視します。そして大人は、ほんの少しの手助けをしたいと思います。

山王学舎の取り組みの大きな特徴として、タブレットを使った「eラーニング」を取り入れているところが挙げられます。子ども達のタブレットやパソコンの興味を減じることなく、むしろ積極的に学びと結びつけています。実際に今まで扱ったことがない家庭の子も、山王学舎では、学びの時間自由に扱えるので、凄く集中して学んでいます。取り入れて良い成果が出始めると思います。

山王学舎では、随時見学や、お子様のお預かりの相談が出来ます。是非子ども達の放課後を塾や習い事だけではなく、地域の居場所にて参加したいと考えている方は、いつでも見学・相談頂きたいと思います。

山王学舎の看板が付きました!
どうしても外観は、大衆酒場のようにしか見えないので(笑)、前を通る人たちが、「何屋さんだろう?」と気にしている様子です。御夫婦や子供連れも多く覗きに来るので、やはりここは看板が必要でしょうということで、こんな看板にしました!

ジャーン!

入り口ポストの上に取り付けてみました。山王学舎のメインカラーは深緑なので、良い感じです。なんといっても子どもたちが頑張って書いてくれました。

なんてことはない黒板ですが、一人書き出すと「自分がやる」「私が書きたい!」うるさいうるさいですね(笑)。結構字が上手な子も板書は苦手なのか、だいぶ偏りが…。

これから毎日行う学舎の行事やイベントによって、毎回書き直す黒板です。「学び舎子ども読書会」や「学び舎子ども料理教室」「自学と美術の会」など単発の事業もたくさん山王学舎では行っています。皆さん興味を持たれた方は、いつでもお問い合わせください。

10月14日(日)に山王学舎子ども食堂の第1回目を行いました!

山王学舎では福岡市子ども未来局総務企画課、福岡市博多区社会福祉協議会と連携して「福岡市食と子どもの居場所事業」として子ども食堂を開設しました。

当日は、山王学舎の男性スタッフが力こぶで頑張ってくれました。普段隠しておいた料理の腕前を披露すべくエプロンも自前でばっちりです。今回は「カレー」ということで食材を確認して、調理スタッフの手順と調理手順を打ち合わせしました。方向が決まれば、後は手際よく!山王学舎の調理器具は、業務用を入れているので火力が強いです。その分サクサク料理が出来るのが強みです。

 子どもたちも2階で勉強しながらソワソワ。お手伝いしたいことは無いか聞きに来る子どももいたり、普段お家でもしているのでしょうね。頼もしい限りです。料理が出来れば、2階に集まってみんなで元気よく「いただきます!」。

 今回は、山王学舎に関わっていない地域の子や、これから通いたい子も来て頂きました。少しずつ私達の取り組みを、食堂を通じて地域の方々にご理解頂けると幸いです。

夜も更けていく頃にはようやく子ども食堂は閉店となりました。子どもたちが食後にわいわいがやがやしている姿を見て、これからの姿が想像できました!来月も頑張ります!