10月14日(日)に山王学舎子ども食堂の第1回目を行いました!

山王学舎では福岡市子ども未来局総務企画課、福岡市博多区社会福祉協議会と連携して「福岡市食と子どもの居場所事業」として子ども食堂を開設しました。

当日は、山王学舎の男性スタッフが力こぶで頑張ってくれました。普段隠しておいた料理の腕前を披露すべくエプロンも自前でばっちりです。今回は「カレー」ということで食材を確認して、調理スタッフの手順と調理手順を打ち合わせしました。方向が決まれば、後は手際よく!山王学舎の調理器具は、業務用を入れているので火力が強いです。その分サクサク料理が出来るのが強みです。

 子どもたちも2階で勉強しながらソワソワ。お手伝いしたいことは無いか聞きに来る子どももいたり、普段お家でもしているのでしょうね。頼もしい限りです。料理が出来れば、2階に集まってみんなで元気よく「いただきます!」。

 今回は、山王学舎に関わっていない地域の子や、これから通いたい子も来て頂きました。少しずつ私達の取り組みを、食堂を通じて地域の方々にご理解頂けると幸いです。

夜も更けていく頃にはようやく子ども食堂は閉店となりました。子どもたちが食後にわいわいがやがやしている姿を見て、これからの姿が想像できました!来月も頑張ります!

先週も夕方から山王学舎にて自学の習慣化事業を行いました。小学校や中学校が終わった後の放課後に、塾に行くほどではないけれど、少しずつ分からない教科や問題が出てきた時に最適な学びの事業です。

大学生や予備校の教員、地域のボランティアが子どもたちの宿題と、わからない教科や学びについてアドバイスをします。少しでも 翌日の学校が楽しくなるようにサポートします。

 小学高学年から中学生には、eラーニングの学びも取り入れています。宿題や自分が行う学びの範囲が終わったらタブレットを使って学年の学習を復習したり、予習したりすることが可能です。

 そして勉強が早く終わったら屋根裏部屋の秘密基地に立てこもる子どもたちです!落書きするなよ!

昨日提携している、フードバンク福岡に出向きまして14日(日)に開催する「山王学舎子ども食堂」の食材を受け取りに行きました。全ての食材を自費で賄うのはなかなか難しく、また様々な団体と連携しながら福岡の子どもの健全育成事業に取り組むという考えから、フードバンク福岡と食材についての提携を結ばせて頂きました。

 その第一弾として、お米、バナナ、パン、お菓子等子どもが喜ぶ食材を頂きました。ここから不足している食材を調整して購入し、10月14日(日)の第1回子ども食堂の調理を行います。

子ども食堂というと先行している報道から、経済的に厳しいご家庭やサポートが必要な子どもに向けた取り組みと解釈されていることが多いようです。それは取り組みの深い部分で合って、もっと広い視野でみる子ども食堂もたくさんあります。地域の集まる場が高齢者だけの場になっていたり(それも重要な社交の場です)、子どもだけ、所属している人だけ、の属性に縛られている事を一度緩やかな地域に集まりの場として機能させてみませんか?そうするとお互いが良く見えてきたり、今まで知らなかった地域のことが見えてくるのではないでしょうか。

 もちろん常に地域の結びつきを強く求めているのではなく、ふとした時に緩やかなつながりがここにはあるなぁと「感じて」くれることからで十分です。強制でも必須でもない、出来るときに、思い出した時に。そのくらいからこの場所を捉えて頂ければ十分です。

山王学舎では、施設の工事も引き続いて行われていますが、9月から子どもの「自学の習慣化」事業は始まっています。

 子どもたちは、小学校低学年から高学年、そして中学生まで様々です。その一人一人が、学校で出された宿題や、予習など、普段家だと集中して勉強できない事を先生たち御一緒に自習します。

 先生達は、あくまでもサポートに徹し、本人のペースで進めてもらいます。わからないところでつっかえてしまった時に、アドバイスや解法をちょっとだけ教えてあげます。

 また異年齢の学年のお友達がいることで、色んな相談や話が出来ます。学校でも家でもない強みがここにあると思います。

 そして子どもたちが大好きな「秘密基地の」のスペースです!大人も無理すれば入れない事はないですが…。この場所は子どもたちの自主性に任せて、いろんなお話や遊びが出来るように作っていきたいですよね。

 もうすぐ、「自学の習慣化」事業と「子ども食堂」事業のリーフレットが出来上がります。近隣小学校にはご案内として配布する予定です。皆様どうぞよろしくお願い致します。

 引き続き山王学舎施設の紹介で、1階部分の印象的なところをご紹介します。

 1階部分は、子ども食堂兼、後日地域の皆様が集う食堂事業も検討していますので、厨房施設を整えたものとなっています。キリンは何ですって?飾りです(笑)。照明も良い感じに下がってくれています。

 学舎奥には大きなテーブルと、据え付けの下がり棚を準備しました。お皿や茶わん、グラスなど食堂事業には必須の機材が入る予定です。

 山王学舎は、博多駅南6丁目にある棟続きの2階建てのテナントを改修しています。とても古い木造家屋の風情も残せるところは残しながら、なるべく木の風合いを生かしたつくりを目指しました。その先はきっと子どもたちが作り上げていくでしょう!

 山王学舎ってどんなところで、子どもたちや地域の人たちが名にする所なの?という声が聞こえてきそうです。それだけまだ私達もご案内する形が整っていませんね。広くお伝えする為に、本日より少しずつ山王学舎施設の紹介をしたいと思います。

 大きく分けて1階は子ども食堂や今後食堂事業を行う為のスペース。2階は、子どもたちが自学の学びや美術制作、そしてみんなで遊ぶ居場所としての機能を持たせたスペースです。

子どもたちの学びの為のスペースですから、ドリルを小学校各学年取り揃えています。

 文机やちゃぶ台は、今新しく立ち上がった施設なので、大テーブルが間に合っておりません。スタッフの私物なんですが良いでしょう?

 そして3階?屋根裏部屋もあるのです。ここは大人は入れない子どもたちだけの部屋としてのスペースです。どうです?子どもでなくとも大人もワクワクする仕組みとなっています。これからたくさん集う人たちが、少しずつ自分のカラーを持ち寄って、山王学舎を作り上げて頂ければと考えています。

この階段の先に…

子どもたちの秘密基地ですね!

 

 

本日より皆様に向けて、ご挨拶させて頂きます。

特定非営利活動法人山王学舎の代表理事成田鐘哲(なりたしょうてつ)です。

この度、福岡市博多区博多駅南6丁目5-2のテナントを改修し、「山王学舎」を開校します。山王学舎は広く子どもたち(小学生や中学生も含みます)の放課後の居場所として開設するものです。

福岡市では、小学校の学童(放課後児童クラブ)として留守家庭子供会が福岡市より委託を受けて各小学校区に開設されています。しかしながら受け入れの学年が全学年に広がり、既存の施設だけでは受け入れが難しくなっているのが現状です。
そうした状況の中、前身団体の山王ひなた美術教室から地域の子どもたちの受け入れを行ってきた私たちは、家でもない、学校でもない、第3の居場所として「山王学舎」を始めることにしました。山王学舎があることで、今までの留守家庭子供会の受け入れの軽減にもつながるでしょうし、子どもたちにとっても少人数の過ごせる放課後は、健全な発育発達に繋がるのではないでしょうか。

私達の山王学舎は、大きく3つの事業を柱に、様々な子どもの健全育成を行います。

①放課後児童クラブとしての居場所事業

②子ども達の自学の習慣化

③子ども食堂

上記の事業を重ね合わせながら地域の方々、ボランティアの方々、そして私たちが子どもを見守る新しい地域の形を作りたいと願っています。

皆様どうぞよろしくお願い致します。

 

特定非営利活動法人山王学舎

代表理事

成田鐘哲