6月22日(土)から23日(日)にかけて山王学舎では「学び舎お泊り読書会」を実施しました。舞台は長崎県松浦市福島町にある「旧養源小学校」木造校舎。

長崎県松浦市や福岡県から集まった子ども達が1泊2日を使って、木造校舎に親しみながら読書体験を行い、翌日には読書体験から得られた経験を創作表現に表してもらいます。

まずはみんなここで集まる初めての子どももいるので、大いにゲームやグラウンドで遊んでもらいます。大人が気にするほどもなく、すぐに大の仲良しになります!

お泊り読書会や林間学校の楽しみは食事も大きな要素ですね!子ども達が大好きなものも考えながら、加えて衛生管理、食中毒に注意しながらしっかり火を通したものを作ります。

お泊り読書会を手伝う先生方は、絵も描けちゃうし、デザインも教えることが出来ちゃうし、子どもと遊んだり、そして料理もどんどん作っちゃいます。美味しそうですね!

参加した子ども達も一緒になって料理の配膳を手伝ってくれます。それにしてもこの笑顔!心底この1泊2日を楽しんでくれている様子がうかがえます( ´∀` )。

さあ、2日目の午前中は子ども達の創作表現の時間です。今回は読み込んだ本のテーマ「宇宙」ということで、小説から図鑑まで様々な本を子ども達が持ち寄り、読みあうことが出来ました。そんなそれぞれの本を「オビ」を作ることによってもっと魅力的に、お友達にも手に取ってもらいたくなるための「オビ」を制作します。

そもそもオビって何だろうを知ってもらうために先生たちはプロジェクターに自分たちが作った制作のための資料を作って、子ども達に導入を図りました。さあ!どんな作品が出来るかな?

子ども達も真剣な眼差しです!

オビの幅を決めたりサイズをカットしたり。

先生からオビの発想について、本から受け取る情報を分析したり、

先生達はそれぞれ自分の言葉をかみ砕きながら制作をサポートします。

後は自分でできるよ~と真剣モードの子ども達。

2日目の午後からは作り上げたオビ制作をそれぞれの本に巻いて発表です。先生たちがどんな考えで作ったのかを上手に聞き出しながら制作発表をサポートします。

聞いている子ども達も真剣そのものです。この中から将来の装丁作家が生まれるかも⁉

オビに穴をあけてキャッチ―な部分を際立たせています。素晴らしい着想ですよね!

素晴らしいオビ制作が次から次へと生まれています。本当に先生たちは子ども達の背中をちょっと押してあげただけです( ´∀` )

とても素晴らしいアウトプットの作品たちです。子どもの自由で柔軟な考え方がそれぞれのオビ制作に表れています。

次のお泊り読書会は、8月の「学び舎林間学校:夏編」を挟んで9月の開催となります。これからもっともっとたくさんの子ども達が、こんなに楽しい読書体験に参加してほしいですね!

お待ちしております!

「学び舎お泊り読書会」

今年も舞台は長崎県松浦市にある今は使われなくなった小学校「旧養源小学校」を舞台として暖かい木のぬくもりに触れあいながら自分の時間でゆっくりと読書を楽しむプログラムです。素晴らしいたたずまいの木造校舎に、中は冷暖房、冷蔵庫、ガスコンロを完備して、そして近くにはシャワーを備えた教員住宅を借りて事業を進めています。

5月の読書テーマは「世界」。広いジャンルで、今回は車や折り紙、戦国時代に建築など、参加した子ども達も先生もいろんな分野の世界を紹介できる本を持ってきました。

子ども達の休憩は折り紙!いろんな折り方の挑戦です。お泊り読書会では、木造校舎内に設けたテントにマットと寝袋で就寝します。普段と違う非日常が楽しめて子ども達も大喜びです。(虫も屋外と違ってほとんどいないのが良いですよね!)

お泊り読書会では食事も楽しみの一つです。みんなで作るカレーにホットサンド、そして具沢山のラーメン!ここではみんな美味しく残さず食べてくれますね!

読書が終わった翌日には、人にどんな本を読んだかを伝える「読書感想画」に挑戦です!ああでもないこうでもないとみんな楽しそうです。先生たちも自分の読んだ本を元にスケッチ開始です。

次回のお泊り読書会は6月22日(土)~23日(日)の1泊2日、読書テーマは「宇宙」です!みんなどんな本を持ってきてくれるか楽しみですね!

皆さんどしどしお申し込みください!

毎月恒例の「お泊り読書会」ですが、いよいよ3月の回が今年の最後となります。最後の回はたくさんの参加者に来てほしいと考えて「マンガ」を設定。たくさん来るかな…と心配でしたが、びっくりするくらい多くの参加者に来てもらいました!

松浦市の図書館車にも来ていただきました!松浦市は島が多く、普段中心部の図書館を活用できない方々のために、毎月スケジュールを決めて各島を回っているそうです。今回もテーマがマンガということで、図書館車もマンガテーマの本をたくさん持ってきてくれました!

マンガは…自然と…姿勢が…楽な格好になりますよね。

マンガは…自然と…姿勢が…楽な格好になりますよね。

みんなと楽しく晩御飯、朝ごはん、昼ご飯を頂きました。みんな夜更かししたからおやつまで!

二日目の朝から昼は、読んだ本を元に読書感想画制作を行いました。終わった子ども達は、思いっきり旧養源小学校の校舎を満喫していました!

最後はみんなの前で持ってきた本の紹介を読書感想画と共に行いました。マンガという親しみやすい本だからこそみんながどれだけ内容を深堀りしているかわかりますよね!

最後はみんなで記念撮影!

今回を機会にもっともっと読書会を好きになって欲しいし、旧養源小学校の事を知ってほしいですよね!2024年度も是非開催の際には、ご参加をよろしくお願いいたします。

2月も松浦市福島町にある旧養源小学校の木造校舎で「お泊り読書会」を実施しました。この時期だから仕方ないことですが、インフルエンザやコロナ禍の影響で、10名以上いた予約参加者も2名まで激減してしまいました。そんな子ども達がさみしくならないように、スタッフ一同元気よくお泊り読書会を実施しました!

読書はたくさんの人と一緒に読むのも楽しいし、一人で没入して読むのも楽しいですし、それぞれのキャラクターが現れますよね。

土曜日の夕食は子ども達と一緒に作ります。さあ、何が出来るのかな?

先生たちもその都度自分たちが持ってきた本をゆっくり読みます。もちろん今月のテーマに合わせた本をみんな持ってきました!

大勢の子ども達が一緒に楽しく泊まれるように木造校舎内でテントを設営しています。テントは6基あるので30人も40人も大丈夫です( ´∀` )

食事の風景。翌日朝はホットサンドとスープ。昼食はチャンポンにしました。

どんなところでも楽しく過ごせるのが読書の素晴らしさだと思います。是非3月の回はマンガなので大勢の参加をお待ちしております。

山王学舎はNPO法人チャリティサンタと連携して子ども達に様々な本をクリスマスの時期に贈る「ブックサンタ」を開催しています。「ブックサンタ」とは全国の書店で皆様が子ども達に読んでほしい本を実際に購入した後寄贈する形の取り組みです。子ども達には全国から集まった様々な子ども達に読んでほしい本をプレゼントとして渡されます。

山王学舎ではそのように寄贈された本を200冊送って頂き、山王学舎に来ている子ども達のプレゼントとしました。サンタクロースからのプレゼントとして丁寧にラッピングをしてクリスマスカードをつけて、今回はなんと英語圏のサポートスタッフも駆け付けたので、クリスマスカードは英語で音読いただきました!

今回のプレゼントを機会にみんなが読書が大好きになって欲しいですし、少しでもプレゼントを行ってくれた全国の篤志の方々に思いを馳せてくれると嬉しいです。

ブックサンタの本は1月の子ども食堂でもプレゼントしますので、みんな是非山王学舎にいらしてくださいね。

寒さがだんだんと感じるこの季節ですが、子ども達は元気いっぱい!今回も11月のお泊り読書会の様子をお届けします。

まずは土曜日にみんな集まってオリエンテーション。少し風邪やインフルエンザの流行、そしてなんと荒天による船の欠航!自然の事にはいかんともしがたいことですが、ご予約いただいた人数より少なくなってしまったことは残念でした。オリエンテーションは保護者もご一緒にお泊り読書会の意義や諸注意を伝えました。

今回は松浦市の図書館から「図書館車」出動!私たちお泊り読書会のためにテーマ別に本を探して持ってきていただきました。今回のテーマは「魔法」ということで、沢山の本があって迷ってしまいます(;^_^A

こんな素敵な図書館車が全国にあるとみんなもっと読書が好きになるだろうな~!と感じてしまいました。

もちろん今回の一番の目的は読書。それぞれ読みやすい場所を見つけて読書活動がスタートです。

晩御飯のハヤシライスと食後のおやつ。ストーブといえば焼き芋ですよね!

翌朝皆朝ご飯を食べたら、昨日から今日にかけて読み込んだ本の読書感想画制作です。

みんな自分の読んだ本の感想を、絵と共にしっかり伝えてくれました!

最後はみんなで記念撮影!

次のお泊り読書会は、年が明けて2024年の2月開催となります。次もテーマをよく考えて面白そうな本を探してくださいね!

長崎県松浦市旧養源小学校でお泊り読書会を実施しました!

今回集まった全員でオリエンテーション。今月の読書テーマは「旅」でした。みんなテーマを気付きにいろんな本を持ってきてくれました。楽しみですね!

それぞれ持ってきてくれた本について紹介してくれました。どうして「旅」をテーマにこの本をチョイスしたのか、みんなの考えが聞けて、どんどんその本に興味がわいてきました。

本を読むことにつかれた時こそ旧養源小学校の出番です!ちょうどよいグラウンドの大きさと、不思議な滑り台もあるし、いろんな遊びに挑戦できます。みんな本そっちのけで遊ぶ時間もたくさんです。

1泊2日を思いっきり読書と宿泊体験(みんな夜更かしが楽しすぎて寝不足です( ´∀` ))の後はみんなで本を紹介する読書感想画もしくは本の紹介画を制作しました。自分が一番どんなところが面白かったか、みんなに伝えたいか工夫しながら絵を描いたり文章やポップを考えます。読む経験だけでなく、このようなアウトプットはとても大切だと考えています。

さあ!みんなの前で発表会です。先生がヒアリングしながら本の見所や読書感想画の工夫した点をアピールしてくれました!

最後はみんなで記念撮影!みんなほんとに楽しかった~!!と言ってくれたので、是非これからもどんどん参加してくださいね!以上10月のお泊り読書会の様子でした。

6月の開催からだいぶ日が空きましたが、久しぶりにお泊り読書会が実施されました!

長崎県松浦市福島町にある旧養源小学校に読書好き⁉キャンプ好き⁉が集まってくれました。今回の読書テーマは「家族」です。なかなか重いテーマだったり考えさせるテーマですが、みんなはどんな本を持ってきたかな?

まずは自己紹介を兼ねた本の紹介です。みんなそれぞれテーマをもとにいろんな本を持ち寄ってくれました。ちなみに先生が持参した「家族」テーマの本は梁石日の「血と骨」でした(;^_^A。ちょっときつい表現が多い作品ですが生命力みなぎる描写が特徴なので、頑張って読み切りたいと思います。

本の紹介が終わったら自分のテントサイトの準備を終えて、さっそく読書スタートです!子ども達は夜更かしも楽しみなのでたくさん本を持ってきていました( ´∀` )

晩御飯はみんなで仲良く( ´∀` )。

翌日もみんな食べる食べる( ´∀` )

翌日はみんな夜更かししてでも読み終わった自分の持参本を、みんなに絶賛アピールするために読書感想画に挑戦しました。そしてそれぞれが発表タイムで自分の本と感想画について紹介してくれました。

最後はみんなで記念撮影。予約された方に欠席連絡が多くて残念でしたが、集まったみんなは大満足でまた来たい!とのこと。

特に長崎の子どもも福岡の子どもも旧養源小学校に入ったとたんに、同じ学校の同級生?と間違えるくらいの中の良さでした。

次回は10月にお泊り読書会は開催されます。皆さん興味のお持ちの方は是非ご参加ご予約頂きたいと思います。

3月21日(土)に行われた学び舎子ども読書の会の様子をお伝えします。

前回に引き続き、テーマは「食べ物」。

今回は、博多図書館の司書さんが見学にいらしてくれました。

そして、見学だけでなく、子ども達にお勧めの本を紹介し、読み聞かせも行ってくれました。

子ども達の引き込み方、本の魅力の伝え方、とても勉強になりました。

司書さんが紹介してくれた中の一冊「チョコレート・アンダーグラウンド」という本は、六年生男子が食いつき読み出していました。

チョコレートをはじめとする甘いものを禁止された国家で、子ども達がレジスタンスを起こすというストーリーのようです。

3年経ってもおいしいパンの缶詰を作った、実在するパン屋さんのお話「世界を救うパンの缶詰」という本も紹介してくれましたが、それは恒太先生が読み込んでいました。

そして、昼食後は読書感想画制作へ。

午前中に読んだ「スプーンおばさんの愉快な旅」や、落語の噺の一つ「目黒のさんま」をイメージして絵に取り掛かっていました。

一年生の女の子は、読んだ本とは関係ありませんでしたが、恐竜図鑑を見ながら、黙々と描き込んでいっていました。

4年生の男の子が描いているのはニワトリのようで、憎たらしい良い表情をしているなと思いました。

残念ながら完成した写真を撮り損ねてしまいましたが、みんな約3時間掛けて丁寧に絵を仕上げていました。

ずっと集中していたので、とても疲れたと思います。

みんな本当にお疲れ様でした。

そして、博多図書館の司書さん、参加していただきありがとうございました。

今年度の学び舎子ども読書の会は、これにて終了となります。

子ども達の本に出合う機会を増やし、本を読むことで自発的な知識を習得してもらおうという思いから始まったこのイベントですが、他のイベントに比べて参加者は多くありませんでした。

ですが、参加してくれた子ども達の「読む本の幅が広がった」や「家でも本を読むようになった」という声がちらほら聞けたので、とても良かったと思っています。

ただただ読書をするという時間ですが、いつか山王学舎でのこの時間を思い出しながら読書をしてくれていたら嬉しく思います。

ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

3月14日(土)に行われた学び舎子ども読書の会の様子をお伝えします。

今回のテーマは「食べ物」。

低学年の子達は、キャベツのきゃべたま探偵が様々な事件を解決する「キャベたまたんていシリーズ」や、農家とそこに研修にやってきたガーナ人の青年の交流のお話「チョコレートと青い空」等を持参。

それを読んでいた男子が、「ガーナはカカオの生産国だけど、チョコは高級品だからガーナ人はあまり食べないらしいよ」と教えてくれました。

高学年の子が持参したのは、宮沢賢治の「やまなし」。

読了後、読書家のこうた先生と「クラムボンって結局何なのだろう?」や、「手塚治が漫画でリメイクしているらしいよ」という話で盛り上がっていました。

そして、12時からは昼食。

いつも子ども食堂でお手伝いしてくれている青山さんが、その日は仕事が休みだからと、子ども達の為に昼食を作りに来てくれました。

青山さん作の皿うどん、ちくわの天ぷらは、普段お世辞を言わない子ども達が「修学旅行で食べた皿うどんよりおいしい」と声をあげるほど美味しかったです。

青山さん、いつも子ども達を気にかけてくれてありがとうございます。

昼食後は、読書感想画制作へ。

印象に残ったシーンを想像して描いてもらいました。

本の挿絵に頼らず想像で描くことは難しいと、はじめはみんな頭を抱えていました。

ですが、描き始めてみると迷いのないペン運びで、素敵な下書きを仕上げていました。

そして、色塗りも絵具、水彩色鉛筆、クレパスを使い分けて丁寧に仕上げてくれました。

「やまなし」の情景、本を読んで食べたくなったたこ焼きなど、それぞれがその子らしいなと思う絵を一生懸命描いていたので、横で見ているぼくは楽しい時間でした。

次回は3月21日(土)、引き続きテーマは「食べ物」です。