このイベントは、3泊4日の宿泊体験を山王学舎で行います。
普段とは違う友達との交流、共同料理、また一緒の学びと体験を通じて、子ども達の自主性と協調性を図るプログラムです。
先生、お手伝いをしてくれるお兄さんやお姉さんと一緒に過ごす夏の体験は、都市部の子ども達にとって、異年齢のコミュニケーションの発達や、思いやりを育むことができ、地域で子どもを見守る狙いです。
ということで、8月20日(火)~8月23日(金)の日程で行われた学び舎林間学校・後期の様子をお伝えします。
前期の経験を経て、スタッフ陣またみんな気合を入れていかないとなあと決起集会をしている12時半頃、子ども達が続々と集まり出してきました。
初めて来る山王学舎に戸惑いを隠しきれず、お母さんと涙のお別れをする子や、お母さんの頑張ってねのエールに振り返ることなく学舎内にすぐさま駆け上がって行く子など、家族ごとに別れ方も様々でした。
ほぼ初めてのお泊りという子もいたので、親子共に不安なのは当たり前のことでしょう。
その光景を見て、スタッフの身も一気に引き締まりました。
全員集まった13時過ぎ、いよいよ始まりの会をはじめました。
まずは、この林間学校で共に協力して過ごしてもらうチーム分けを発表。
そして、各々のチーム名、チームの目標、メンバーの役職を決めてもらいました。
今回参加してくれた子ども達も前期同様、初対面同士が多かったのですが、みんな人見知りせず、すぐに話しかけ合ってコミュニケーションをとっていました。
ですが、コミュニケーションをとれてもまとまることはなかなか難しいようで、各グループの年長リーダーがみんなをまとめようと奮闘していました。
大人でもいきなりまとまるのはなかなか難しいと思うので、みんなとても頑張っていたと思います。
そうやって誕生した「山王なるとチーム」、「326(サンニロック)トリオチーム」、「サンサンチーム」。
この林間学校では、チームごとに夕飯のメニュー考案、買い出し、調理までやってもらうので、その段取りまで決めてもらいました。
ということで、初日の夕飯担当は「山王なると」チームに決まり、早速買い出しへ。
メインディッシュはオムライス。
一方、残りのチームは勉強タイム。
夏休みの残りの宿題のラストスパートをかける子や、自学に励む子など、それぞれマイペースに進めていました。
そして、熱気を帯びるキッチンでは、18時からの夕飯に向け、ちゃきちゃきと動き回ってくれていました。
お家でのお手伝いで包丁使いに慣れている子と先生を中心に、たまねぎのみじん切り、炒めまでしっかり行い、美味しそうなチキンライスが仕上がっていっていました。
サラダ、スープまで付いてきたので完璧でしょう。
そして、バッチリ18時に間に合い、みんなで食卓に着くことができました。
この頃には、みんな緊張の糸がほどけてきている様子で、美味しそうに食べている表情に一安心しました。
夕飯後は近所の老舗銭湯の千石湯へ。
真夏の暑い中、往復徒歩でこちらもみんなよく頑張ってくれました。
そして、帰舎後はようやく就寝準備。
みんな初日の緊張等で疲れただろうと思いきや、まだまだ元気いっぱいな子ども達。
22時完全消灯後も、どすどす歩き回って先生に叱られる等、寝る前も忙しそうでした。
そうして、ようやくひそひそ話が聞こえる程になった中で、1日目の夜は更けていきました。
2日目はいよいよ地図作り。
ブログも2日目へ。
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