2日目。

早朝5時過ぎから子ども達は起き出し、スタッフ達も予定より早く起床。

朝ごはんは、昨夜の余ったハンバーグを使ったチーズバーガーと、ツナマヨサンドとサラダ。

寝起きと共にトランプゲーム、そして朝からチーズバーガーへのがっつき。

2日目のスタートと共に、子ども達のパワフルさを思い知らされました。

そして食後、まずは宿題時間。

子ども達にとってはできれば避けて通りたい夏の宿題や課題(人それぞれですが。)

みんな少し顔を歪めながら、机に向かってくれていました。

大人からするとすぐに終わらせられそうにも思いますが、ぼくらスタッフも元・子ども。

確かにやりたくなかったよな、と思い返しつつ、大人の顔して子ども達へエールを送っていました。

昼食は冷やしそうめん。

おかずとして、何か揚げ物でも作ろうか?というスタッフの提案に、そうめんだけで良いという子ども達。

大葉やみょうが、納豆等を薬味に、ヘルシーな昼食でしたが、キンキンに冷やしたそうめんに、子ども達は満足気でした。

そして、午後からはオリジナルの地図を作る為、街散策へ出発。

日差しが強く、とても暑い昼下がりだったので、水筒を満タンに、日陰を求めて街中を歩きました。

ですが、休憩ポイントの公園では、涼んだ後にすぐさま鬼ごっこを始める子ども達。

そして、その様を日陰で見守る大人達。

大人は自分で限界を決め過ぎなのかもしれません。

帰舎後、「おおかみこどもの雨と雪」を観ながらクーリッシュを食べ、からだを冷まし、地図作りに取り掛かりました。

歩いた道のりの記憶とメモを頼りに、山王学舎の周辺地図を作るこの作業。

なかなか難しかったと思いますが、チームごとで話し合い、頭を悩ませながら、みんな頑張って描き進めていました。

途中疲れて寝てしまう子もいたぐらいだったので、みんな本当にお疲れ様でした。

そして、2日目の夕食はバーベキューをしました。

子ども達のリクエストで、意外にも肉ではなく魚介類中心のBBQ。

まだまだ暑い夕暮れでしたが、それが吹き飛ぶぐらい美味しく楽しい時間となりました。

食後は、また銭湯で汗を流し、就寝しました。

2日目はみんな歩き疲れている様子で、消灯後はすぐ眠りについていました。

その3へ。

8月16日〜19日渡って行われた学び舎林間学校の様子をお伝えします。

このイベントでは、山王学舎内で3泊4日の宿泊体験を行いました。

普段とは違う友達との交流や共同料理、また一緒の学びと体験を通じて、子ども達の自主性と協調性を図るプログラムです。

新型コロナウイルス禍の中、前期は中止となり、後期はギリギリまで悩みましたが、少人数開催とし、なるべく密にならない状況を心掛けて実施いたしました。

初日。

初顔合わせを終えた後、4日間のスケジュール説明とチーム分けの発表。

2チームに分かれて、それぞれチーム名とチーム目標、そして、これから4日間の朝、昼、晩の食事メニューをみんなで決めてもらいました。

「チーム新昭」と「Gameチーム」。

まだ慣れ親しんでいないもの同士、チーム名を決めるだけでも、すんなりとは決まりませんでしたが、しっかり話し合って、譲り合いながら、チーム名と食事メニューが決まって行きました。

初日の夕飯は、チーム新昭がハンバーグを、先生のアドバイスを受けつつ作ってくれました。

おぼつかない手つきでの包丁使いは、見ていて少しひやひやしましたが、怪我せず、美味しいハンバーグを仕上げてくれました。

写真がありませんが、食後は銭湯へ。

近所の老舗銭湯がお盆休みというプチハプニングがありましたが、その代わりに大型の銭湯へ行くことになりました。

電気風呂やサウナ等、子ども達は広々とした空間を楽しんでくれている様子でした。

そして帰舎後は、就寝準備へ。

初日ということで緊張疲れしていると思いきや、22時の消灯後もランタンの灯りで、読書や将棋等、みんな夜更かしを楽しんでいました。

しかし、明日は街散策&地図作りがあるので、体力温存の為に23時過ぎには就寝しました。

初日にして、仲良くなっている様子で、眠りたくないとの声が少し嬉しく思いました。

2日目は、その2へ。

8月22日(土)は、「山王学舎子ども食堂」の日でした。

新型コロナウイルス禍の中、スタッフ含めボランティアの人も、地域の人も日々どのようにすれば良いか模索を続けています。
今回の子ども食堂は少人数開催として実施し、なるべく密にならない状況で受け入れを行いました。

そうした状況の中、エナジール株式会社様から山王学舎子ども食堂の取り組みにご賛同いただき、是非活用してくださいとご寄付を頂きました。同時に山王学舎の様子も見学したいということで、直接来所いただき贈呈式も行いました。

誰かに見守られている。支えられている。そんな想いが関わっている人や子ども達にも励みとなります。
エナジール株式会社様は普段より会社として社会貢献を図りたい気持ちが強く、山王学舎のウェブサイトを見てご連絡をいただきました。子ども食堂の取り組みは福祉の面から考えると個人情報など守るものが多くなりますが、地域の開けた取り組みや共感をご理解いただくためには、情報発信は必要になります。
エナジール株式会社様は事業内容がWEBコンテンツを扱うこともあり、山王学舎のウェブサイトや発信力を評価いただき、今回のご寄付となりました。
食堂運営や子ども達の食材購入に資するものとして運用したいと思います。
本当にありがとうございました!

 

7月19日(日)に行われた学び舎子ども料理教室の様子をお伝えします。

今回のテーマは、「冷やし」。

みんなでフルーツポンチを作りました。

料理を始める前に、スイカの縞模様の豆知識を簡単に勉強し、スイカクイズに挑戦してもらいました。

縦縞のラインに沿って種がついているようです。

そして、調理開始。

まずはオレンジゼリー作りから。

果実と果汁を絞り出してもらいました。

お次は、手絞りバナナジュース。

はちみつと牛乳を混ぜて仕上げました。

そして、白玉。

スイカは器として使うので、中身をきれいにくり抜いてもらいました。

器のカットは、子ども達の小さな手ではなかなか難しそうでしたが、先生と一緒に一生懸命頑張っていました。

不均等さがかわいらしいです。

最後は、ゼリーや他の果物のカット。

ゼリーと杏仁豆腐の型抜きは、緩すぎてあまりうまくいきませんでした。

そして、完成。

スーパーマリオの土管から出てくる人喰いフラワーみたいな見た目に仕上がりましたが、完成品に子ども達は興奮していました。

今回は猛スピードでバタバタと進んでいったので、みんな大変だったと思いますが、それぞれの工程を積極的に取り組んでくれていました。

みんな美味しそうに食べている様子が見れたのでとても良かったです。

あと、べっこう飴も作っていました。

今回も参加してくれたみなさんありがとうございました。

次回は8月30日(日)、テーマは「お魚」です。

ご予約お待ちしております。

⚫︎お問い合わせは特定非営利活動法人山王学舎まで

【電話】092-515-8752
【mail】info@sano-gakusha.or.jp

 

 

7月18日(土)に行われた子ども食堂の様子をお伝えします。

メニューは、アジフライ定食でした。

新鮮なアジ、そして揚げたてのアジフライは身がふわふわで、とても美味しかったです。

前回に引き続き、今回も多くの子ども、大人達が足を運んでくれました。

調理担当の青山さん、川原さんはへとへとであったと思いますが、大量に用意していた食材が完売となったのでとても嬉しく思います。

子ども達の交流の場、家族団らんの場として、是非ご活用下さい。

小さな山王学舎ですので人数は限られてしまいますが、美味しい夕食とくつろげる居場所を準備してお待ちしております。

足を運んでくれたみなさん、ボランティアスタッフのみなさん、今回も心からありがとうございました。

ちなみに、シャッターペイントを子ども達と実施してくれたアレックスが、今月末イタリアへ帰国するので、挨拶がてらに子ども食堂に顔を出してくれました。

山王学舎への感謝の意を込めて、と自分の作品まで贈ってくれたので、とても感激しました。

真っ直ぐで素直なアレックスを見習って、ぼくも子ども達と真っ直ぐに付き合っていけたらいいなと思えました。

ありがとう、アレックス。またどこかで会いましょう。

次回の子ども食堂は、8月8日(土)、メニューはカレーライスです。

参加の際は、事前のご予約をお願いいたします。

 

⚫︎お問い合わせは特定非営利活動法人山王学舎まで
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【mail】info@sano-gakusha.or.jp

 

 

山王学舎の取り組みを様々な形で知って頂いて、新しいかかわりを持つことが出来ます。新しい繋がりは私たちにとって見守られている大きな励みになります。

この度は兵庫県の方が、山王学舎の取り組みを知って頂いて本のご寄贈を頂きました。「日本の民話」全26巻が送られてきて、まだ子どもたちが読む前に大人の私たちが読みたくなる気持ちになりました。つい九州筑前筑後の巻から見たくなるのは地元愛があるからでしょうか(;^_^A。

兵庫県の奥松幸子様ありがとうございます。大切に使わせていただきますので今後も是非私達の取り組みを見守っていただきたいですね。

7月11日から12日にかけて行われた学び舎お泊り読書会の様子をお伝えします。

今回は、高学年から中学生が多く集まった会となりました。

お兄さん、お姉さん達が静かな空気を作ってくれていたので、低学年の子達もそれに合わせて割りかし落ち着いて読書に向かってくれていたと思います。

中学生の子達の中には今日は部活で疲れたからと、早い時間から寝袋を出し、横になりながら読書をしている子達もいましたが、くつろいでくれて何よりです。

とは言え、22時消灯後にすぐ寝る子はいず、みんな読書やお話で盛り上がり、たまの夜更かしを楽しんでいるようでした。

翌日、ほとんどの子ども達が6時前から起き出し、先生達もすかさず起こされ、みんなで予定より早い朝食時間となりました。

そして、食後は読書感想画へ。

読んだ本のあらすじ等も添えて、みんな真面目に取り組んでくれていました。

みなさん一泊二日お疲れ様でした。

本を交換し合って読んでいる様子を見れたり、息抜きになったという声が聞けてとてもよかったです。

のんびり読書ができるように準備しておきますので、またのご参加お待ちしております。

次回は8月1日(土)の開催です。

 

⚫︎お問い合わせは特定非営利活動法人山王学舎まで

【電話】092-515-8752
【mail】info@sano-gakusha.or.jp

 

 

 

福岡県共同募金会と福岡市NPO活動推進補助金のご支援を頂いて、山王学舎に来ているまたはコロナ禍によって大勢の子どもがいる居場所に通えなくなった子どもを対象に、「遠隔(リモート)授業を取り入れた新しい子どもの居場所事業」を始めました。子ども達の中にはデジタルデバイスに不慣れな子どももいます。この機会に新しいつながりを生かして、学びに役立てようとするチャンスかもしれません。それは私たち団体にとっても今の状況下で子ども達とどのような形で接していくのか模索して導き出す時期でもあります。

遠隔(リモート)授業は、現役の大学生のサポート先生とつながることで、学校に通えていなかった時期を埋めるようにわからないところを聞いてみたり、常時オンラインシステムを繋げておくことで安心したりする子ども達もいます。案外そこに先生と繋がっているだけで充足した時間が過ごせているのかもしれません。

また、低学年や小学生の子ども達は、新しいつながりを楽しみながらやすやすと環境を受け入れてくれているようでした。時には居場所に直接来て過ごしたり、体調がすぐれない時や感染状況が悪化した時に備えて、今は慣れていく時期なのかもしれません。

山王学舎の新しい子ども達への取り組み、仕組みの構築に向けてご支援頂いた福岡県共同募金会(赤い羽根)様、福岡市にあらためて感謝申し上げます。そしてこの取り組みが地域の子ども達に資するものになるよう努めたいと思います。

7月4日に行われた子ども食堂の様子をお伝えします。

今回の献立は「唐揚げ・かしわ飯定食」でした。鶏づくしですね。

そして、今年に入ってからは一番の客入りで、大量に準備していた唐揚げも売り切れとなり、まさに大盛況でした。

ご家族でのご参加も多かったので、とても嬉しく思います。

そして、今回は福岡子ども専門学校の生徒さん達がボランティアでお手伝いをしてくれました。

子ども達とのふれあいから子ども食堂の配膳まで、積極的に取り組んでくれてとても助かりました。

とてもにぎやかで楽しい夜になりましたが、それと同時にみなさんのご協力があってこそ運営できているのだなと改めて実感しました。

今回来ていただいたみなさん、そしてお手伝いしてくれたみなさん、心からありがとうございました。

子ども達、地域の大人達が気軽に交流でき、居心地の良い居場所となるようこれからも精進してまいります。

次回は7月18日(土)、献立は「お魚定食」です。

ご予約お待ちしております。

 

⚫︎お問い合わせは特定非営利活動法人山王学舎まで

【電話】092-515-8752
【mail】info@sano-gakusha.or.jp

 

6月28日(日)に行われた学び舎子ども料理教室の様子をお伝えします。

新年度は5月からスタート予定だったこのイベントですが、先月は中止だったので、今回がリニューアル第一回目となりました。

そして、大変申し訳ないのですが、今年度から参加費が200円値上がりし、時間が1時間短縮されています。

学び舎子ども料理教室も今年で3年目となりましたが、子ども達が楽しく料理と触れ合えるよう、これまで様々な試行錯誤をして参りました。

子ども達に濃密で有意義な時間を過ごしてもらえるよう検討した上での、この設定変更となりますので、どうかどうか今年度もよろしくお願いいたします。

今回の料理テーマは「福岡」。

様々な福岡料理がありますが、低学年から高学年までが挑戦でき、身近な料理という観点から、今回は餃子を作ることに決めました。

始まりの会では、福岡の八幡餃子や高菜の簡単な特徴を子ども達に学んでもらいました。

始まりの会の後は、早速調理と工作チームに分かれ、それぞれ作業へ。

具材のみじん切りは、みんな慣れた手つきでサクサク切り進めていた印象です。

工作チームは、トレーペーパーと割り箸入れを作ってもらいました。

完成したこのセットは、自分用ではなくランダムに配るので、貰った相手が実食時間に目でも楽しんでもらえるように書いてほしいと話すと、みんな黙々と作業に取り掛かってくれました。

具を包む作業は、向き不向き、好みが分かれていて、スラスラ包む子も入れば、こういう作業は嫌いだとつぶやきながやる子等様々でした。

ですが、みんな最後までとても熱心に取り組んでいました。

そして、焼き上げまでして、実食へ。

バヤ先生の特製高菜焼飯と、工作セットを合わせて、みんなで一緒にいただきました。

トレーペーパーも、クイズや間違い探し等、楽しめる工夫を施してくれていました。

食後は、自分が使った食器洗いまで。

そして、最後に今日習ったことのおさらいをしました。

メモしている子もいたので、お家でもチャレンジしてもらいたいものです。

参加してくれたみんな、お疲れ様でした。

初めて柚子胡椒をつけて食べたという子が多かったので(まだみんなの口には合わないようでしたが)、そういう初リアクションを見ることができて良かったです。

またのご参加お待ちしております。

次回は、7月19日(日)、テーマは『冷やし』です。

⚫︎イベント参加のご予約、お問い合わせは特定非営利活動法人山王学舎まで

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